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伊勢神宮参拝日記の最終回、別宮は月讀宮と倭姫宮です。 [三重]

伊勢旅行。今回が最終回です。
お財布が見つかって晴れ晴れとした気分で向かったのは、内宮の別宮のひとつ、月讀宮です。

到着ーー

樹木が生い茂った参道。本当に清々しい気分でした。
ここには四社殿が並んでいます。東(右)から西(左)へ、月讀尊の荒御魂、月讀尊、イザナギの尊、イザナミの尊が祀られているのです。

ずらーり

参拝の順序は、月讀尊→月讀尊の荒御魂→イザナギの尊→イザナミの尊です。

ありがとう

月讀尊さん、失くしたお財布が出てきました。本当にありがとうございます。
わたしも動物だけじゃなく、人間にも優しくして暮らしていくように頑張りますと言いました(笑)

次に向かうは、今回の旅最後の別宮。倭姫宮 (やまとひめのみや) です。
他にも伊雑宮と瀧原宮があるのですが、この2社は遠くて今回の旅では行くことが出来ませんでした。瀧原宮は山間に鎮座していて、すごーく綺麗な場所のようです。
それは次回のお楽しみですな^^

もう一つ、次回のお楽しみは神宮徴古館。伊勢神宮に納められた神宝類を見ることが出来るのですが、現在は耐震工事のため平成27年10月30日(金) まで閉館中。。。

残念

さて。倭姫宮に到着。

着きました〜

別宮巡りの最後にふさわしい、凜としたなかにも優しい雰囲気のある参道。

コロルも嬉しそう

倭姫(やまとひめ) は、アマテラスさんを伊勢の地まで連れてきた2代目の御杖代 (みつえしろ) です。
御杖代とは、神の代わりになり奉仕する役目のこと。
もともとは奈良の宮中に祀られていたアマテラスさん。新たな鎮座地を求めて伊賀、近江、美濃などを巡った末にたどり着いた伊勢の地。

清々しい

倭姫命は神嘗祭をはじめとする神宮の祭祀と運営を確立した姫様と言われてます。
そんな倭姫を祀るお宮がないことを残念に思った地元の人の熱意によって、この別宮は大正12年に創建されたんだそうです。
ちなみに倭姫命は、日本武尊(ヤマトタケル)の叔母にあたります。日本武尊に草薙剣を渡した人物ね。

晴れ渡った青空に社殿が映えていました。

がんばったのですねー姫さま。

さて、旅も終わりです。
神宮の外宮前にあった観光案内所に自転車を返します。いやー、便利でした!

ありがとう!

財布紛失騒動があったのでお昼ご飯は食べ損ねちゃったから、列車に乗る前にお弁当を調達。割烹料理やさんのテイクアウトを利用して、名物の手こね寿司と、松坂牛のそぼろ肉を使った海苔巻きを買いました。

美味しかったよ

もちろん地ビールも(^^)

ぺろり

名古屋まで出て、そこから新幹線で東京へ。
雲が多かったけど富士山も見られました。

楽しかった

一泊の伊勢旅行もこれにて終了。長々おつきあいありがとうございました。
買ってきたお守りはコチラ(^^)

じゃじゃーん

さあ、次はどこに旅行をしようかな?

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伊勢、おかげ横丁で起こった出来事 (@o@;; [三重]

伊勢神宮の内宮参拝が終わって、敷地外の別宮へ向かう前に寄り道。
おかげ横丁に行ってみます。自転車を止めて、歩きますよぉーーー^^

わーい

参拝後に歩くから、やっぱりみんな笑顔でした(^^)

おかげ横丁に来たぞぉー

此処ではまず、招き猫グッズがたくさん売られている吉兆招福亭に行って、着付けの先生や友達のお土産を買いました。コロル2世を入れる巾着もネ。

これが巾着

それから、相方君が食べたいと言っていた赤福のお店にも行きます。

人気店ね

店内で赤福を食べますよ。
残念ながら私は餅米アレルギーなので食べられないんだけどね^^;

札

一皿しか注文しなかったのに、お茶は二人分つけてくれました。
嬉しい(^^)

お茶が美味しかった

私は何をつまみ食いしようかなー。

提灯もいいね

やっぱり地ビールが飲みたいな・・・と思ったので、地ビールが飲めるお店で牡蠣フライをつまみながら休憩(^^)

ぱくぱく

ちょっとつまんだら余計に胃が刺激されたので、お昼ご飯を食べることにします。
「とうふや」という豆腐と穴子料理のお店を目指し、自転車でレッツゴー!

・・・じつはこのときに、ちょっと違和感があったんです。
お店に着いて座敷に座って・・・私はまずカバンをチェックしました。コロル2世は居る、スマホもある。でも・・・



財布がない

荷物を全部出して確認しても、やっぱり財布がありません。
どうしたっけ・・・財布を最後に使ったのはいつだ???

赤福のお店でも、地ビールのお店でも私は財布を出してない。
思い出せないよぉぉぉ(ToT)

「とりあえず、行った店に戻ろう」 と相方君に言われて、お店の人に訳を話してご飯を食べずに店を出ました。
地ビールのお店にも、赤福のお店にも財布はありませんでした。もしも届けられたら連絡を下さいと携帯の番号を教えて店を出ます。

財布をなくすなんて、人生初だよ!
伊勢参拝が終わった途端、人生初なことをやらかしちゃうなんて・・・現金は殆ど入ってないけど、保険証やクレジットカードは入ってるし、それに展覧会の前売り券がたんまり入ってるのに(号泣)

「そういえば招き猫のお店を出たとき、ベンチに座ってお土産をカバンに入れたよね」と相方君が思い出します。

そうだ、私はあのとき相方君に鞄を持って貰っていた。相方君は店の外にいたので、店内では財布を握りしめて買い物をして・・・財布を手に持ったまま店を出たんだ!
そしてベンチに座って、買ったばかりのお土産を鞄に入れて・・・そのとき財布をベンチに置いたのかもしれない (ToT)
いつもなら、たとえ酔っ払っていてもその場を離れるときは忘れ物がないか確認するのに、お土産を入れるのに夢中で確認しなかったよな・・・

招き猫のお店に行き、財布の落とし物がなかったか聞きました。そうすると、このあたりで落とし物があったときは、「おみやげや」 というお店に集まることになっているので、そこで聞いてみて下さいとのこと。店員さんがその店まで案内してくれました。

店内に入り、店員さんにお財布の落とし物があるか聞いてみました。
そうすると、「名前と生年月日をお願いします」と。それからどんな財布かを聞かれました。そしたらね、あったんです!わたしの財布、届けられてましたーーーー(感涙)

ありがたいです。本当に日本って良いところ!
届けてくれた人ありがとうございます。この場を借りてお礼を言わせてくださいな!

感謝

現金もそのまま、招き猫やさんで貰ったレシートをグチャっと入れたそのままの状態。
ううう・・・本当にありがたいことですよぅぅ(ToT)
おかげ横丁に居た人の優しさに感謝し、見つかったことに伊勢の神様にも感謝。
今年は忘れ物に気をつけなさいというお告げかもしれん。ありがとう(ToT)

お昼ご飯を食べる時間はなくなってしまったので、このまま別宮へ行くことにしました。

つづく

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伊勢神宮の内宮の別宮、荒祭宮と風日祈宮です [三重]

伊勢神宮。アマテラスさんが祀られている内宮の御正宮を参拝した後は、別宮に詣でます。
お。唯一神明造りの、御稲御倉(みしねのミクラ)です。
ガイドブックによると、お米の神様である稲魂が祀られていて、神宮神田で収穫された稲が一年分、籾の状態でおさめられているんだって。

ありがたい

最初に向かった別宮は荒祭宮(あらまつりのみや)です。
アマテラスさんの荒御魂を祀っているのだ。天皇と一緒に居たときにパワーがありすぎたのはコッチの御魂だったのかしらね?(笑)

お参りします〜

ピカピカの千木と鰹木でした(^^)

綺麗よぉー

隣の敷地には、次回の遷宮で宮が建つんだね。

清々しいです

ちなみに20年ごとに変わる敷地。前回の記事に書き忘れましたが、東側が敷地となる20年は米蔵と言われ、食料は満ち足りるが経済は停滞。西側が敷地となる20年は金蔵と言われ、経済が発展すると地元では言われてるそうな。平成25年から20年間は、この金蔵なんだって。

別宮を参拝する頃にはスッカリ青空。

ありがたいねえ

神楽殿も立派でした。
本当はお神楽もあげたかったけど、時間がないからまたの機会にします。
※ お神楽は見るものではなく、神様に楽しんでもらうものなので、「あげる」と言うんだって。知らなかった (@o@

素敵でしょ

次に向かったのは風日祈宮 (かざひのみのみや) です。
風日祈宮橋を渡ります。神聖な空気を感じたよぉー。

雰囲気あります

風日祈宮は、外宮の風宮と同じ神様が祀られてます。木々に囲まれたお宮。
雰囲気良かったです^^

新しいにおい

これ以外の別宮は、敷地の外にあるのでそろそろ移動しましょうか。
この日は馬は居ませんでしたが、神馬が飼育されている御厩や、饗膳所などを通り出口へ向かいます。

出発ー

最後に参拝したのは滝祭神。
五十鈴川を守る水の神様です。

いいね!

毎年、夏の土用の丑の日と、8月1日に五十鈴川で汲んだ水を、この滝祭神にお供えして持ち帰り、神棚に置いたり、身体の調子の悪いところに付ける習慣もあるんだそうな。

ありがとーー、内宮

歩き回って小腹も空いたので、このあと向かう月讀宮や倭姫宮に行く前に、おかげ横丁で何か食べていこうかしら(^^)
次回、私にとって人生初のハプニング発生!(笑)

つづく。

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猿田彦神社と伊勢神宮の内宮です [三重]

伊勢神宮の内宮に行こうとすると、空は晴れているのに雨がパラパラ。
やばい。純粋な気持ちで向かっていないからアマテラスさんのご機嫌が悪くなっているのか?

自転車を漕いで内宮へ急ぐ・・・つもりだったのですが、途中に猿田彦神社を発見。
そっか、通り道だったんだね。それじゃアマテラスさんに会いに行く前に、猿田彦さん、雨宿りさせてくださいー!

アマテラスさんがご機嫌を損ねた雨だったのか、それとも、「おいおい、アマテラスのところよりも、まずは地元の神の私をお参りしないとダメだぞ」 と、猿田彦が足止めをしたのか、それは神のみぞ知るなのでしww

お邪魔します

普段の旅行では、ほぼ 100% 晴れ女なので傘は持ってないのです(笑)
朝、二見浦にも行ってきましたとご挨拶をしてきました。ここの猿田彦神社は猿田彦大神と、その子孫の大田命を祭神として祀ってます。

立派です!

出雲のオオクニヌシノミコトたちが造ったこの国土。これを天上界の高天原から見ていたアマテラスさんは、この土地が欲しくなっちゃいました。んで、息子のオシホミミに地上に行って支配しなさいって言うんだけど、オシホミミは「地上はひどく騒がしくて酷いから行きたくない」というようなことを言って断るのです。アマテラスさんは他の神を派遣するんだけど、それらの神はオオクニヌシに懐柔して失敗。

三度目の正直。派遣されたタケミカヅチ&フツヌシが国譲りに成功していよいよアマテラスがもう一度息子のオシホミミに地上に行きなさいって言うんだけど、オシホミミは「子供が生まれたから、この子に行かせましょう」ってやっぱり断る(笑)

というわけで、アマテラスの孫であるニニギのミコトが地上へ行くことになるのでした。

安らかにお眠り下さい

ニニギが天上から覗いてみると、地上へと続く道の真ん中に誰かが座ってます。上は天を照らし、下は葦原中つ国 (日本のこと) を照らす神様が、道を遮るように座ってるの。その神様は鼻長は七咫、背長は七尺、目が八咫鏡のようで頬はホオズキのように赤くて異形の姿。「ひゃー、怖いよー」と、多くの神様がビビって近づけないときに、「もう!男神は臆病ね!」(と言ったかは謎です)と登場したのがアメノウズメのミコトです。アマテラスが岩戸に隠れたときに踊った神様ね。

アメノウズメが色気を出しながら「我が御子(ニニギのこと)が天降ろうとしている道を遮るのは何者だ」と聞くと、その神は「わたしは国津神、サルタヒコです」と答えました。思うところはいろいろあるけど、記紀にはサルタヒコが道案内をするために待っていたと書かれてますー。

こちらは境内にある、佐瑠女サルメ神社。
アメノウズメのことです。

こちらにもご挨拶

猿田彦と結婚したアメノウズメ。降臨が安全だと分かったニニギのミコトはアメノウズメに「さるめの君」という名を与えたのでした。

このへんのいきさつにはとっても謎が多いなーって思います。私が古事記を読んで、少ない脳ミソで解釈出来るのは、ニニギは「猿田彦のことはアメノウズメが送れ。そのあとは、おまえがその名を名乗れ」と言ってるようにしか思えないのですよん。その後、猿田彦は海で溺れて死んでしまいます。

そしてアメノウズメは大小様々な魚を集めて、「おまえたちは天の神の御子に仕えるか」 と聞きます。魚たちは天の神に仕えると言ったけど、海鼠だけは答えなかったので、アメノウズメは怒って海鼠の口を裂いたんだって。魚っていうのは周辺の海の民だったと思うし、海鼠に喩えられた朝廷になびかなかった民は殺されたってところかな?

話がわき道に逸れました。
まあ、一般的に言われていることは、高千穂までニニギの天降りの先導を終えた後、猿田彦は伊勢の五十鈴川の川上に鎮まったのでした。鎮まった・・・つまり亡くなったということかな。

雨も小降りになったので、再び内宮を目指します。駐輪場に自転車を止めて歩きますよ。
内宮の宇治橋を渡ります!

わたります~

やっぱり格が違うなあー。めちゃめちゃ立派です。
綺麗に手入れされていて皇居の中を散歩している気分になりました。内宮の様子を心から褒めていると、雨も止んできました(笑)

すごーい

手水舎で清めようと思ったけど、五十鈴川でも清められる場所があるらしいので、そちらで^^
五十鈴川御手洗場です。本来はこの五十鈴川の水で清めてからの参拝だものね。

禊ます!

鳥居をくぐって神域にどんどん入っていきますよ。

優しい気持ちで

いよいよ御正宮でご挨拶です。ここに居るアマテラスさんは、正式な名前は天照坐皇大御神です。「坐」と「皇」って文字が入るのだ。「坐」はそこに居続ける。役目って意味もあります。そして「皇(すめら)」は王であり、統べる。

ニニギのミコトが降臨する際に、アマテラスさんは三種の神器を持たせます。そして鏡にはアマテラスさん自身の神霊を込めました。その鏡はニニギの子孫、神武天皇に伝えられ、それから代々、天皇の傍に置かれてました。

というわけで、もともとは大和朝廷があった奈良の地に、崇神天皇と一緒に居たアマテラスさん(鏡)。でもパワーが強すぎ、疫病は流行るし、アマテラスさんと一緒に祀られていた地元の神さまと一緒に居るのが不快!という神託も出て、アマテラスさんは出て行くことになったのでした。
(このへんの話は、本当にいろいろあるので、一説だけ書きました)

崇神天皇は娘のトヨスキイリ姫を御杖代 みつえしろ(神の代わりとなり奉仕する役目)として、鏡を持たせます。姫はアマテラスが落ち着ける場所を探す放浪の旅に。そして2代目のヤマト姫のときに、伊勢の五十鈴川のほとりに辿り着きます。

ヤマト姫が、ここの地を守っていた猿田彦の子孫、太田命(猿田彦神社に祀られてます)と、どんな会話をしたかは分からないけど、太田命は五十鈴川の川上の霊域を献上。こうしてこの地に神宮が創建されたのでした。
長い旅をしたアマテラスさん。それ以降この地に「坐」・・・おわします。

いよいよ!

これ以上書くと、めちゃめちゃ長くなるので(すでに長いのに)やめますが、とりあえず・・・素直な気持ちで、そして伊勢に来られたことに感謝してきます!

記念にパチリと撮ってもらいました。

ご挨拶

ここでも個人的なお願いはナシね。
長旅お疲れ様でございますと声をかけてきました。さあ、御正宮への参拝が済んだので次はまた、別宮を参拝していきましょう♪

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伊勢神宮、外宮の敷地にひっそり佇む神社を参拝しました。 [三重]

お伊勢さん巡り。この日はかなり寒い日で・・・レンタルした自転車に乗っていたら手がかじかんできました。途中コンビニによって、軍手を購入(笑)

えへへ

約100円の幸せ。これで手が温かくなって元気が出ました♪
さて、次に向かったのは・・・地図で気になっていた場所。

これですー

外宮の敷地内にありながら、外からじゃないと入れない2つの神社。
大国玉比売神社と、伊我応神社と書かれた場所・・・ツアーだと絶対行かなそうな場所でしょ?
どんなところなのか気になったので行ってみました。鬱蒼としてます(@_@;

しーん

スマホで簡単にどんな神様かチェック。そして家に帰ってきてからじっくり調べました。
大国玉比売神社 (おおくにたまひめ) は、wiki によると、度会大国玉比賣神社 (わたらいおおくにたまひめ) というみたいです。

すごい雰囲気!

祭神は、大国玉命 (おおくにたまのミコト) と、その娘、弥豆佐佐良比賣命 (みずささらひめのミコト) で、どちらも鎮座地の度会地方の地主の神なんだそうな。

神武天皇の時代に、高天原に最初に出現した神の子孫である天日別命 (アメノひわけのミコト ) が、伊勢を平定しにきたんだって。そのときに両神が持っていた弓をかけて橋を作って出迎えたと書かれてました。

なるほど、「出迎えた」 のは騙りの匂いがぷんぷん(笑)
伊勢平定の際に討たれたのは伊勢津彦という国津神で、常世(あの世)に去ったようです。この神様と祀られている大国玉命の関係も気になるところだわ。

この神社からは須恵器が出てくるんだって。須恵器といえば古墳時代から作られている器。中世にはほとんどの摂末社の祭祀が断絶した中で、この神社は鎮座地が移動することもなく、ずっと祭祀が続いてるようです。

そしてもう一つの神社。伊我応神社。
こちらも wiki では伊我理神社 (いがりじんじゃ) と書かれていました。

深い!

ご祭神は伊我利比女命 (イガリひめのミコト) となっていて、猪害を防ぐ意味の猪狩(いかり)が語源らしいです。イノシシを狩る神様。この神もまた神社から須恵器が出てくるらしいので、古くから祀られている神様なんだろうね。

なるほどー

外宮にあった別宮などとは雰囲気が違い、長い年月雨風にさらされてきた様子が伝わってきます。

どうですか

外宮内に鎮座している地元の神様(国津神)に出会って、いろいろ考えながら次に向かうのはいよいよ内宮。天津神であるアマテラスさんに会いに行くのですよ。

ところがね・・・純粋な気持ちで向かわない私に高天原からやってきた天津神、アマテラスさんは禊ぎを要求してきたのでした(笑)
自転車で内宮に向かっていると、空は晴れているのにパラパラと雨が降ってきたんです。

つづく。

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伊勢神宮、外宮の別宮巡り。多賀宮、土宮、風宮、月夜見宮。 [三重]

伊勢神宮、外宮の御正宮で豊受とようけ大御神に挨拶をしたあとは別宮を詣でます。
別宮とは、正宮に次ぐ特別なお宮のこと。

立て札

まずは階段を上って多賀宮 (たかのみや) に行きました。
ここは他の別宮と違って鳥居がないの。どうして無いのか、正確なことは分かってないんだそうです。

ナナメからパチリ

多賀宮に祀られているのは豊受大御神の荒御魂 (あらみたま) です。
荒御魂は行動的な神格をあらわしていて、おだやかで平和な神格の和御魂 (にぎみたま) に対比するもの。

お次に向かったのは土宮(つちのみや)です。
ここに祀られているのは、外宮一帯の古くからの土地の守り神、大土御祖神(おおつちのみ おやのかみ)です。

はじめましてー

この土宮の社殿。他の別宮が真南を向いているのに対し、東向きに建てられてます。この理由も分かってなくて、他の別宮に合わせて南向きに建てる議論も出たんだそうな。でも古来の形式を尊重しようということで、今も東向きに建てられてるんだって。

東の方角にはなにがあるのかなあ・・・広域地図がなかったので重要な土地があるのかを調べることが出来ませんでしたが、素直に考えれば東にあるのは海だよね。そして日が昇る方向・・・祀られてるのは土地の守り神。意味深です。

そして、この土宮の奥にひっそりと建つのは、下御井(しものみいの)神社です。

小さいよ

高天原にある井戸(忍穂井) から、種水をもらったと伝えられる井戸。御正宮の西には上御井神社があって、毎朝神様にお供えする水を汲んでるんだそうな。そして万一干ばつがあったときは、ここの下御井神社の水が使われるそうです。
上御井神社は一般の参拝は不可なんだって。

さて。次に向かったのは風宮 (かぜのみや)
ご祭神は風の神、級長津彦命 (しなつひこのミコト) ・級長戸辺命 (しなとべのミコト) です。

IMG_0271.jpg

風雨の順調を司る神様で、農業に関わりが深いです。
鎌倉時代の蒙古襲来で、神風を吹かせて国を守ったのが此処の神様だと伝えられ、本来は末社格だったのが別宮に昇格したんだそうな。

次に向かう別宮の月夜見宮 (つきよみのみや) は、外宮の敷地外にあります。
外宮をいったん出て、道路を挟んだ向かいにある観光案内所が開いたのでレンタサイクル!

頑張るぞぉー

これ以降、内宮や他の神社は自転車でまわることにします(^-^)
さすがに自転車だと早い。あっという間に月夜見宮に到着〜。

やほー

ご祭神はその名の通り、月讀尊 (つくよみのミコト) です。アマテラスさんの弟なんだけど、この神様を祀っているところって本当に少ないのよね。私はこの神様を祀ったところを訪れるのは初めてです。

お父さんであるイザナギが禊をして生んだ子。アマテラスとツクヨミとスサノオ。
これは尊いってことで、それぞれ高天原、夜、海原を統治させたんだけど、古事記にも日本書記にもツクヨミさんは殆ど出てきません。もともとはアマテラスとスサノオの2柱だったのが、編纂時期に既に入ってきていた仏教の影響でツクヨミさんを追加して3柱にしたのでは?という説もあるとか。

男だね!

和御魂と荒御魂が一緒にお祀りされているんだって。

とっても静かなところで、空気も優しい。そして大楠が見事でした。

立派です

月夜見宮の隣奥には外宮摂社の高河原神社 (たかがわら) があって、ここに熱心にお祈りしてる人が居ました。

ちょっと雰囲気が違った

いちおう祭神は月讀尊となっている文献が多いみたいですが、倉稲魂命 (うかのみたまのみこと) だという文献、国生神だと言う文献もあるようです。

長くなったので今回はここまで(^^;

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伊勢神宮の外宮を訪れましたー [三重]

伊勢の旅。朝はやくに宿をチェックアウト。
二見浦駅から電車に乗ります。朝のホーム・・・静かだ(笑)

がらーん

無人駅なので、線路からホームによじ登ってくるオバサンも居て、ちょっと面白い光景でした(笑)
電車が入ってきて、車内で整理券を取ります。すごい簡単な作りだねw

こんなんだってw

伊勢市駅に到着。最初にまわる外宮はこんな感じです。

地図ぅ

外宮に祀られている神様は、豊受大神(とようけのおおかみ)です。内宮に祀られているアマテラスさんが 「豊受大神から先に参拝するように」 と言ったらしいです。

信号待ち

豊受大神は、丹後国・真奈井の池の羽衣伝説に出てくる天女と同一視されていたりもします。
羽衣を隠されて天に帰れなくなった天女、豊受大神。アマテラスさんが自分ひとりでは食事が安らかに出来ないから、トヨウケノオオカミを呼び寄せなさいと、雄略天皇の夢枕で言ったとか。

というわけで、もともとは丹波の神だった豊受大神がこの伊勢の地に遷宮してきたのは、アマテラスさんが伊勢の地に来てから500年ほど後なんだそうな。今からおよそ1500年前の出来事。それからずっと今日に至るまで、朝夕、神々へのお食事をお供えする祭りが行われているんだって。

火除橋を通れば、いよいよ神域。外宮は左側を歩き、内宮は右側を歩くそうな。
なんでだろ?

渡ります

橋を渡り、手水舎で清めます。朝早いので誰も居ない(笑)

がらーん

表参道を歩いて行きます。空気が清々しくて気持ちよいな。

てくてく

第一鳥居、第二鳥居をくぐり、御正宮が見えてきました。
手前の空き地になっているところが、20年後の遷宮で御正宮が建つ新御敷地です。

順番に

御正宮の前は撮影は禁止なので、遠くからパチリ。

来ましたよ

とうとう神宮に来たんだなーという気持ちが高まりました。
そして新御敷地もパチリ。お宮がぽつんと建ってます。

あの下に?

あのあたりに心御柱(しんのみはしら)が奉納されるんだろうか・・・
心御柱というのは、御正宮中心の床下に奉納される柱。語ることもはばかられるほど、神聖な御柱。忌柱(いみばしら)とも言います。
20年ごとの式年遷宮に向けておこなわれる祭のひとつが、心御柱をお祭りする木本祭。これは秘儀なんだそうです。

この柱の正体についていろんな人が本を書いていて、それを読むのも面白かったです。

御正宮の前で挨拶をしました。
初めましてって(^^)

一般の参拝が許されているのは外玉垣南御門。ここには白絹の御幌(みとばり)が垂れています。風が吹いてフワーっと持ち上がる御幌が幽玄でした。
神宮には他の神社にあるような、ガランガランと鳴らす鈴はありません。
もともとは紙幣禁断(しへいきんだん)。天皇陛下が国のことを祈るための場なので、本来個人的な祈願は出来ない場所。

大きな神の御前に立つなら、大きなことを祈るのが正しいというわけで、地球上の生き物の平和を祈ってきました(笑)
絶滅しちゃう種がこれ以上増えませんように・・・

しばし御正宮の空気を感じて、さて、外宮内の別宮へ詣でましょう!

いくぞぉー

つづきます。

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夫婦岩と二見興玉神社で日の出を見ました [三重]

旅の2日目。
日の出前に起きだして、旅館から歩いて二見興玉(ふたみおきたま)神社へ向かいます。

ひんやり寒い

この日は寒いと天気予報で言っていたけど、太陽がまだ出てないから余計に寒かった!(笑)
でもこういう空の色を見るのは久しぶりです。

きれいだねー

此処はカエルがいっぱいです。カエルは道開きの神である猿田彦の使いと信じられているので、「無事かえる」「若がえる」 などの縁起物になってるのよね。

雰囲気もかなーり良い神社(^-^)

おはよー

二見興玉神社の奥に、見えてきました夫婦岩。
太陽神を拝する鳥居の役目をしている岩。

おおお、あれですね

磐座信仰だねぇ。でも本当に神の依代(よりしろ)になりそうだよ。

おはよーです

夫婦岩の間から太陽が出てくる時期は、以下を参考にしてください。

看板

ここから太陽が昇るところを想像してみます。
実際に見たら感動するだろうなーーーー。

これはありがたい

今の季節は夫婦岩よりもずれたところからの日の出です。
空がオレンジ色になってきたー。

みえないー

あ!太陽が山の端に顔を出したよ!

でた!

日の入りは見るチャンスが結構あるけど、日の出って本当に見ないから感動!

すごーい

「ありがたいなあ~」 と、思わず言ってしまいますよw
今日も良い一日になりそうです。

おはよーございます

寒かったけど、綺麗な風景が見られました(^^)

感動

日が昇ると、神々しさが若干薄れて普通に見えてしまった夫婦岩(笑)

挨拶しました

祝詞があげられ、一日の始まりです。

お参り~

あ。二見興玉神社にも天岩屋があったのね!

あったよー、くつしたにゃんさん

神社に祀られているのは猿田彦だもんね。その奥さんになったアメノウズメも居るわな(笑)

発見!

アメノウズメは、アマテラスが岩戸に隠れちゃった時に神楽を舞って、周りの神様をワイワイと楽しませた神様。その楽しそうな声を聞いて、アマテラスは岩戸をちょっと開けて様子を伺ったのよね。

そんなアメノウズメと猿田彦が何処で出会い、アメノウズメが 「サルメ」 と呼ばれるようになったいきさつは、猿田彦神社の時に書きますネ。

さて、宿に帰りましょうー。

てくてく

すっかり身体も冷えてしまったので、風邪を引かないように朝食前にお風呂に入って温まりました。

スタート!

朝食を食べ終わって、すぐにチェックアウト。
さあ、いよいよ伊勢へ。神宮参拝です。

コロル出しておこう

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猿田彦に会いに二見浦へ。夫婦岩と二見興玉神社に行く前日のハナシ。 [三重]

私の中で伊勢神宮は、ずっと遠い存在でした。
縁がなかったというか、なんとなく敬遠していたというか・・・出雲系の神様ばっかり参拝してたので、出雲に国譲りを迫った神様一派は、ちょっと近寄り難い存在でした。

でも、いろーんな本を読んでいくうちに、実は伊勢神宮に祀られている神様って・・・と、思うところがあったり、皇室の役割なども、ちょっとずつ分かるようになって、伊勢に対する見方も変わりました。

そしていつも迷子になって 6 年以上辿り着けなかった東京大神宮 (東京のお伊勢さん) に参拝したときに、「これで縁が出来ましたよね。伊勢にも行きます」 とご挨拶をしてから約 7 ヶ月で、本当に伊勢神宮を参拝する機会が巡ってきたのでした。

今回伊勢神宮を参拝するにあたって、絶対に参拝の順序は守りたかったのです。
それは、まず地元の神様にご挨拶をすること。

駅です~

たとえば、どこかの土地に行ったとして・・・まずご挨拶するのは土着の神様からが正式な神社巡りなんだそうな^^
まあ、普段の旅では気にしないのですが、今回だけは気にする!(笑)

というわけで、前置きが長くなりましたが、二見浦に到着。
こんな立派な駅なのに無人駅でした・・・

テクテク歩いて本日のお宿に向かいます。

古い町並み

なぜ二見浦なのか。それは二見興玉 (ふたみおきたま) 神社&夫婦岩があるからです。
皇室のご先祖様であるアマテラスが、出雲の大国主命から葦原中国 あしはらのなかつくに (日本のこと) を譲ってもらったとき、天上界から地上に遣わされたのは、アマテラスの孫にあたる、ニニギノミコト。

そのニニギノミコトの道案内をしたのが、二見興玉神社に祀られている猿田彦です。猿田彦は国津神 (天孫降臨よりも前に日本に居た土着の神様ってこと) なのです。
この神社に参拝をして、そして夫婦岩で日の出を見よう!という計画を立てたのでした^^

夫婦岩は、古来から日の出の遙拝所。
多分、神話以前からこの場所は、常世 (あの世) と深い関わりがある場所なんだと思います。伊勢にアマテラスが鎮座する前は、きっと此処には土着の信仰があって、海の民が土着の神 (アマテラスさんとは別の太陽神) を祀っていたんだろうなー。

旅館です

今回の宿は、朝日館というところ。
二見興玉神社や夫婦岩には徒歩で行ける距離なので、明日の朝は朝食前に参拝しに行くつもりさ♪

お部屋はオシドリの間。
ごく普通の和室ですが、窓からは伊勢湾が見え、良いお部屋でした(^-^)

コロルくん登場

まずはお風呂に入って、それから夕食会場へ。

ひろいね~

旅館の夕食って、お腹がふくれるよねー!

食べすぎちゃう

小皿が沢山だと、目を奪われてしまいます(笑)

じゃじゃーん

この牛さんは、松阪牛ではなく、伊勢牛なんだそうよ。
柔らかくてとっても美味しかったです。

コロルも喜ぶ

ビールは 1 本注文しただけ(笑)
食事だけで満腹になっちゃいました!

すごいでしょ

「ボクも満腹だよー」 と、ひっくり返るコロル2世(笑)
海老味噌美味かったねーーー!

美味

そして翌朝・・・
5時に起きて、夫婦岩に向かいますよ。

うっすら明るい

つづきます。

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今回の旅日記は、こんなふうに神様に関する文章が多くなると思います^^;
興味がない人はスルーして写真だけでも見てくださいな♪♪

あと、神様に対する考えは、あくまでも一説です。
もちろん違う解釈もあるので、そこは気を付けてくださいネ(^-^)/

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松阪へお墓参りと、ちょっと散策(^-^) [三重]

3月22日、のぞみ103号に乗って名古屋へ。

のぞみちゃん

相方君のご両親は松阪の出身。今回、お墓を移すことになったので、その前にお墓参りをすることになったのでした。そして翌日は、私と相方君は伊勢旅行をする計画。

じつは前日まで韓国出張だった相方君。
新幹線の中で伊勢の計画を立てます。地図を駆使してルートを決めてました。

大活躍

名古屋駅で相方君のお母さんと待ち合わせをして、近鉄特急で松阪に行きました。
お墓参りを済ませて・・・

お寺です

お昼御飯は、お母さんのお友達のお店でいただきます。

ここですー

会席料理をいただきました^^
2代目コロルくんも満足げです(笑)

おなかふくれた

食後、お母さんとは別れて、私たちは松阪散策。松阪には今回で4度目なのですが、いつもお葬式や法事だったので、散策するのは私は初めて。

商人の館を見学しました。
床下から発掘された万両箱を見たけど、デカくてビックリ(笑) 重さ 200kg だってw

がらーん

松坂城跡にも行ったよ。

小さい町でした

梅か桜か分からなかったけど、綺麗だったのでパチリ。

ピンク~

日曜日の昼下がりなんだけど、人が殆ど居ないの・・・
車の音も聞こえなくて、こんなに静かなところは久しぶりかもしれないなって思いました。まるでしんしんと雪が降った翌日みたいに、シーンとしてるの。

東京がいかに雑音が多いか実感だよww

天守閣が建っていた場所です。町に活気があるときにお城を再建していたら、もっと人も来たのかなあ?なんて、相方君と話をしていました。

静かすぎます

ぷらぷら駅に戻る途中。御城番屋敷を通ってみました。
藩主直属の家臣たちが住んだところで、今もその子孫が此処に住んでいるんだそうです。

ちらっと覗いた

並んで立っていて ↓ 可愛かったので撮ってみた(笑)

緑とピンク

松阪神社にもご挨拶していきましょう!

綺麗なところでした

ここの神社、とても清々しくて気持ちの良い神社でした。
何度も来ていたのにご挨拶が遅れてスミマセン。松阪を訪れることは当分ないと思いますが、また来る機会があったら、そのときは挨拶しに来ますって言ってきました。

拝殿です

立派な御神木でしたよ(^^)

カッコ良いよ

松阪駅に戻って電車に乗り、降り立ったのは二見浦というところ。
今日のお宿に向かいます~(^-^)

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