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姫路城 [兵庫]

9月17日、岡山旅行記。本日がラストです。
長々書いちゃいました^^

台風14号の影響で香川の直島には行けなくなり、急遽観光を決めた姫路城。訪れるのは初めて。一度は観ておきたいと思っていたので嬉しいわ!

姫路駅を出ると正面にお城が見えるんだね。レトロなバスに乗ってお城近くまで来ました。ちょっとバス乗り場が分かりづらかったな。

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さすがに台風が近づいてきているだけあって、少しずつ雲行きが怪しくなってきたよ。
でもまだ傘は必要ありません。(もちろん持ってきてないw)

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素朴でワイルドな鬼ノ城を歩いてきたあとなので、すごくすごく近代的な建築に見える(笑)
洗練された美が存在してるわね。

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いちおう自分の覚書のために書いておくと、築城は1346年。
城主に関してはあまり興味がないので気になったら都度調べれば良いか ^m^

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ついつい石垣に目がいってしまうのは、絶対鬼ノ城の影響(笑)
やっぱり綺麗に作られてる〜! 石垣の中にハートの形をした幸運の石もあるっぽいんだけど、ごめんなさい。そういうのはあまり興味がないのでスルーです^^;

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あ! 狭間(さま)を発見!
テレビでも必ず出てくる射撃用の窓。城に攻め入っても此処でバンバン撃たれちゃうよねえ。

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じつは大天守までは上らなくても良いかなって思っていたのです。
なにせね、鬼ノ城での疲れで足もお尻もガクガクだったから。でもなんとなく人の流れについていって、中に入ってしまいました(笑)

こうなったら 6 階まで制覇してやる!
気合いだけで頑張ったよ。

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こんな急な階段は、手すりに掴まらないと上れません(>_<
ぜーぜーひーひー言いながら頑張る(笑) 手すりに触っては都度アルコール除菌してましたw

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各階でそれぞれ見所もありました。
武具掛けを見ると、やっぱり戦をしていたのねって臨場感が湧くわ。

最上階には神社があるんだね。刑部(おさかべ)神社というそうな。
姫路城が建てられる前からこの姫山にあって地主神として地元の人たちの信仰の対象になっていたみたい。

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秀吉が城を築くときに刑部神社を移したことが原因で祟りが起こったので(でも秀吉は祟られてないw)、歴代城主によって刑部大神が守られたそうな。江戸時代には「との二門」と「との三門(既に消失)」の間の小高い場所に鎮座していたけど、明治時代になって別の場所に移動ののち大天守の最上階に移されたとのこと。

それを聞くと裏歴史好きは、刑部大神が何者なのか気になっちゃうねww
「おさかべ」って響きを聞くと浮かぶのは刑部親王(忍壁皇子)。飛鳥時代の天武天皇の子供です。何か関係があるんだろうか? と、そのときはボンヤリ思っただけで、とりあえず初めましてのご挨拶だけしてきました。

家に帰ってきてからちょっと調べたら、面白そうなネタ発見。
刑部親王は「皇位継承問題の折、あらぬ讒言で地位を追われていた」のね。そして姫山の守護神、地の神として祀られた。今回はきちんとは調べないけど、根も深そうな感じだわ。
https://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=3179

天守からの眺めも楽しんでから外に出ました。

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さあ! 姫路城に来たからにはお菊さんの井戸を探さなくちゃ!

子供の頃、母に聞かされた「いちま〜い……にま〜い……」の怪談話が怖かったんだよねえ。だってすごい恨めしそうに臨場感たっぷりに聞かせるんだもん(笑)
母が話してくれたのは、おそらく江戸時代の『番町皿屋敷』

姫路城に伝わるのは室町時代の『播州皿屋敷』のようです。
こっちのお菊さんも「いちま〜い……にま〜い……」なんだけどね ^m^
此処では話は書かないので、興味がある人は検索してみてください。

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あったー! お菊さんが投げ込まれたという井戸っ
かなり大きいんだね。そして金網が張られているので、なかは良く見えないけど水はあるっぽい?

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姫路城で一番観たかったのはこの井戸なので満足^^
そしてお城がある山には、もともとどんな神様が居たのかなんかを調べるのも面白そうだなって思えたのが収穫だ ^ω^*
其処はやっぱり地政学的にも重要な場所なんじゃないかって思うもんネ。そしてそういう所を昔は祀っていたと思うから。

さすが白亜の要塞。思った以上に広くて大天守周辺しか歩けなかったけど満足よ。
扇の勾配を見上げて姫路城をあとにしました^^

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帰りの新幹線は 15:53 発です。
さあ、あおうみが待っている東京に帰ろう!

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台風の影響もなく、新幹線は動いてるので一安心。

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旅も終わりです。お疲れ様!
そしてこの日が誕生日だった私。新幹線内で乾杯〜だよ^^

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相方くんと出会った頃、彼はスパイ養成学校(嘘)の学生でした。そして 9 月中旬はいつもスパイの会合があって日本 & 世界各地に赴いてるのだ。なので誕生日当日に祝ってもらうのは、付き合ってるときも結婚してからも 1 度もなくて、今回が初めてなのよww

来年もきっとこの時期には何処かに行ってるだろうから、貴重な 2022 年だったのです。直島で美味しい料理が食べたかったけど、まぁ 2 ニャンの居る家で過ごすのも良し!^^

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東京スカイツリーが見える最寄り駅に帰ってきました。
2ニャンはキャットシッターさんが来てくれていたので、全然寂しくなかったみたい。余裕の「おかえりー」でしたわw

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これにて旅日記終了です。
読んで下さってありがとうございました!


淡路島で日の出を楽しむ [兵庫]

泊まった淡路夢泉景には、部屋にネスプレッソがありました。
家でも相方くんは朝4時くらいに起きてコーヒーを淹れて仕事を始めます。なので、このエスプレッソマシーンが気に入ったようです(笑)

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わたしが目を覚ますと、エスプレッソを飲みながら窓辺でカメラの準備をしていました。天気も良さそうなので日の出が撮れるもんね。最初は露天風呂から日の出を見ようと思っていたのですが、それだと写真が撮れないので、部屋から見ることにしました。

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日の出は6時7分。写真はサイズ縮小だけで、色は無修正ですよー。どんどん出していくね。

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部屋は網入りガラスだったので、ミラーレスで撮るとどうしても編み目が入ってしまうのだ。スマホなら、網が無いところにレンズをあてて撮れるので、わたしも撮ってみました。綺麗に撮れたよね?(笑)

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新しい朝。新しい一日のスタート!
気持ちの良い朝を迎えられたよ〜〜。

まずは朝ご飯。朝は部屋での食事でした^^
美味しそうだー!

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コロル2世も張り切って食べますよ(笑)

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淡路島で採れる海藻。名前があったような気がするけど忘れてしまった・・・まあ、めかぶなんだけどねw
ねばねばを良く混ぜてご飯にかけて食べるんだって。美味しかったな^^

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鯛も出ましたー!

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卵焼きも出来たてで美味しかったです^^

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旅館のご飯は美味しいからねー。お米もおかわりしましたわ^^

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今日は昼12時には神戸まで戻ってレンタカーを返し、相方くんは仕事に行かねばなりません。なので朝食を食べて準備が出来たら、すぐにチェックアウト。なんとこのあと四国へ渡り、鳴門の渦潮を船に乗って見るのだー(笑)

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高速に乗って大鳴門橋を渡り、大型観潮船「わんだーなると」に乗ります。乗り場に向かう途中、絶対に行ってみたい大塚国際美術館がありました。次回また機会を作って鑑賞しに来るからねー!

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大型観潮船だけど、念のため酔い止めを飲んで船に乗り込んだよ。

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さあ、うず潮ポイントに向けて出発ーー!
つづく^^

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淡路夢泉景は居心地の良いホテルでした [兵庫]

淡路旅行。本日のお宿はホテルニューアワジの別亭、淡路夢泉景です。
ロビーも立派だぁ。まずはこのロビーでチェックイン^^

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相方くんが手続きをしているあいだ、わたしは庭に出てパチリしていたよ(笑)

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むふふ。この辺の景色もZEPETOで使えそうじゃない?(笑)

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部屋は5階だったかな。かなり広くて立派なお部屋です。
こんな立派なところに泊まるのは久しぶりすぎる!(笑)

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相方くん、早速窓から見える景色を撮影している模様ww
海が一望できる部屋って、やっぱりテンションが高まるわ〜〜〜

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まずはお茶を一服^^

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夕食は19時半からにしていたので、のんびり温泉に入れます。
女風呂は人が多かったので写真が撮れなかったのですが、相方くんはスマホで撮ってきてくれました。こんな感じです〜。

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内風呂からも外の海がちょっと見える^^

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露天風呂は、顎くらいまで湯に浸かると海と一体になってるように見えました。

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東に面しているので夕日は見えないけど、ぼんやりと暗くなっていく空のグラデーションが綺麗で、わたしも露天風呂でぼんやり空と海を眺めていたよーー。満月に向けて膨らんでいく月も綺麗に空に浮かんでいました。

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部屋に戻って一休み。窓辺の雰囲気も良いでしょう。
これはなんかね、飲みたくなるのよ!

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と言うわけで、外を眺めながら「あわぢびーる」を飲みまくったのでしたww

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さて、待ちに待った夕食の時間です。わたしたちが居るのは別亭だったのですが、かなり歩いて本館のあたりまで行ったのかしら?
バル淡道というところでいただきます。食前酒のノンアルカクテルをもらったあとは、前菜・旬の味覚の盛り合わせ。

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んー、しまった。やっぱりコロルくん劇場では、ちゃんと何を食べたのかも書いておかないと、記憶が薄れて分からん!(笑)
前菜のあとにお吸い物が出ました。お刺身は、穴子と鯛とサワラだったかな〜。穴子はハモのように骨切りされていました。

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お肉は淡路牛です。玉葱ももちろん淡路産。

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お肉はこのくらいの量で満足。これ以上あるとお腹が膨れちゃうもの(笑)
玉葱は甘くて本当に美味しかったです。

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さあ、鍋に火が入りました。

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フグのお鍋ですよー。
わたし、じつはフグ鍋は初めて。刺身は遥か遥か昔に新宿で一度食べたきりで、正直味は覚えてないですww
このフグは身がプリっと締まっていて、これがフグなのかーって思いながら食べました(笑)

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そのあとの雑炊がまた最高に美味しかった。いろんな出汁が出ていて深くて優しい味わい。

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デザートもこの量なら OK だよ!(笑)

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そうそう。お酒は日本酒と焼酎をもらいました。
日本酒は「ほてるにゅーうあーわぁーじぃー♪」という名前の純米大吟醸。CMソングに合わせてのネーミングだと思われますw
焼酎はタマネギ焼酎を飲んでみました。「あわじ島」という焼酎と、「ひだまり」です。

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特にひだまりは、すごい柔らかくてまる〜いお酒でビックリ。鼻にツンとくることがなかったので、これは飲みやすいなーって思ったよ。

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部屋に戻ったらお腹もいっぱいだったので、ぱたりと寝てしまいましたわ(笑)
次回、夜明けの空の写真を UP しますー!

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沼島の「おのころ神社」 [兵庫]

淡路旅行、沼島(ぬしま)。
ちょっと道に迷ったけど気を取り直して「おのころ神社」を目指します!
けっこう階段が続くんだねー。

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こんな道を進んでいきますよ。今度は道は間違えてないという自信があるので、どんどん行くよ〜〜!(と書いてるけど、本当は息切れしてます(笑))

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しばらく進むと、竹藪や木々の隙間からまっすぐな階段が見えていました。おのころ神社に行くには心臓破りの階段があるって書いてあったけど、あの階段のことなのね!!

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お。神社の名前発見。おのころ神社。漢字で書くと自凝神社。自ら凝って固まって島になったということなんだねえ。

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さあ、最後の難関。心臓破りの階段をのぼります。まじつらい(笑)
一気に上ることは出来なくて、途中で休んでしまいました。いやー、体力無いなあ^^;

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心臓がバコバコ言っているけど、それでも狛犬サンに出迎えられたら、やっぱり嬉しくて元気が出ます(笑)

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相方くんは写真を撮りながら来るので、いつもわたしの後ですw
おー、良い景色だ〜!

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おのころ神社の拝殿です。本殿は、おのころ山そのもの・・・と言いたいところだけど、小さな本殿は作られていました。でも昔ながらの神社って感じです。
此処で、イザナギさんとイザナミさんはたくさんの国生みをしたんだねー。

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2柱の像もありましたよ。
男神イザナギさんが持っているのは、天つ神から与えられた天沼矛です。この矛で海に漂ったものをぐるぐる回して島を作ったんだね。このぐるぐる回すってのは、渦潮をイメージしてるって書いている本がありました。次の日、鳴門の渦潮を見たので、すごく納得できたよ^^

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空気がとても綺麗な場所でした。沼島に、そしておのころ神社に来られて良かった。
ありがとうございます(-人-)

てくてく山をおりて来ました。フェリーの時間まで少しあったので休憩所のようなところで休もうか。なにせ水やお茶を持ち歩いていなかったので、喉がカラカラだったのです。

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観光案内所の「吉甚」さん。カフェも併設してました。

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コーヒーを飲んで一段落。足がじんじんしているよーーー^^;

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フェリーの時間が来たので乗り込みます。なかなか沼島には来る機会が無いだろうけど、足を伸ばして良かった!!

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波も穏やかで景色を楽しみました^^

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無事に土生港に戻ってきたよ。

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さあ、あとは本日の宿を目指して出発ですっ
お腹も空いたねー。温泉も楽しみたいねーなんて話をしながら車を走らせます。

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次回、宿泊した「淡路夢泉景」の様子を紹介します^^

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沼島八幡神社 [兵庫]

淡路島旅行記。沼島散策は続きます。
おのころ神社を目指している最中、沼島八幡神社を見つけました。なかなか立派な神社そうだわ。

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おおお~、この階段を上るのね^^;
なんとか頑張って上りましたよー。

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山門を振り返ると良い景色だね!!

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沼島八幡神社。八幡というだけのことはあり、ご祭神は誉田別命 (ほむたわけのみこと) です。応神天皇のことを言います。応神天皇は、お母さんの神功皇后が三韓征伐の帰途で産んだ子。このお母さんが女傑でねぇ。まぁいろいろあるけど今回は関係ないので割愛ww
あ、でも、お母さんである神功皇后(= 息長足姫命)や、お父さんの仲哀天皇 (= 足仲津彦尊)も祀られているよ。

それから、お母さんは海の神様といわれる住吉三神の加護で三韓征伐をするために海を渡ったので、住吉大社も摂社でありました。海人族の島の神様って感じがするなあ~。

かつては水軍の拠点で、昔から海を生活のより所としてきた沼島ならではの絵馬が掛けられていました。

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それから、逆羅針盤が天井に奉納されていたよ。これって全国でも珍しいそうな。
方位盤の東西が逆になっているみたいです。でもなんでこんなのを作ったんだろうね?知ってる人居ますか??

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ちょっと調べた印象では、八幡サマのところに奉納されてることが多いのかな?
でも関連性は分からず (>_<) 今後の宿題だーw

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さて、あまりのんびりしている時間もないので、おのころ神社を目指さねば!
沼島で一番に行きたい神社だからね!!

「おのころ神社」と書かれた看板を発見。その通りに進んでいきますよー。

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船で使う道具やゴミなどが雑然と沿道に置かれています。
うーん、国生み神話を推している神の島だって言うのにコレはなんか汚いなぁ~。もうちょっと綺麗にしたほうがいいと思うよー。

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あれれれ、こんな道を進んでいくの??

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なんか辿りつけるか不安になってきた・・・

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「ちょっと待って、たぶん道が違う」とスマホで位置を確認しながら言う相方くん。
道もだんだん険しくなってきていたので、いったん来た道を戻ります。そしたらね、見落としていた看板を発見w

古いトタンの下のほうに取り付けられた看板。こりゃ見落とすってばー!(笑)

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あのまま進んでいたら、帰りのフェリーの時間に間に合わないところでした。
次回、おのころ神社に続きます~!

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国生みの沼島に上陸 [兵庫]

淡路旅行。沼島に向けてフェリーが出ました。

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今回も古事記のお話からです。興味のない人はスルーしてね^^

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【船内はガラガラww】

高天原(たかまのはら)と呼ばれる天の高いところに誕生した三柱の天つ神は、「地上の有様を見るに、まだ脂のように漂っているばかりである。おまえたちはかの国を人の住めるように作りあげよ」と言って、イザナギ&イザナミに天沼矛という美しい矛を授けました。ここで既に「人」という概念があるのがチョット可笑しいよね。これに関してもいろいろ解釈があります。

イザナギ&イザナミは天と地の間にかけられた天浮橋の上に立って、矛を海の上に脂のように漂う物の中へ突き下ろしてぐるぐる掻き混ぜました。そのうちあぶらが煮固まるように、「こおろこおろ」と凝ってゆき、矛を引き上げると矛の先を伝って一滴一滴と潮がしたたりおちました。それが積もりかたまって、ついに島となり、この島を「おのごろ島」と呼んだのです。漢字で書くと淤能碁呂島や自凝島。これは自ら凝り固まったって意味かな。(日本書紀では磤馭慮島)

イザナギ&イザナミはこの島に降りたって、日本の国(島)を産み、そのあとたくさんの神を生んだのでした。ちなみにイザナギ&イザナミが産んだ島に北海道や沖縄は入ってないよ ^ω^
おそらく当時(古事記の編纂を始めた天武天皇の頃)、朝廷の勢力が及んでいた地域を 2 柱が「生んだ」ということにしたみたいだね。

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※ 大きな島が本州、右の方が九州

イザナギ&イザナミがたくさんの国と神を生んだ「おのごろ島」が淡路島の南の方にある「沼島」だと言われてます。
沼島の民俗調査報告書によると、まず古代海人族が黒潮に乗ってやってくる。このとき彼らにはタブーがあって、直接大陸には上陸しないで、まず拠点とする小島を探すそうな。
彼らは海人族。農耕はしないので平野は求めないけれど、舟が着けられる砂浜は絶対に必要。水があり、彼らの神を祀るにふさわしい山があるのが条件のようで、沼島はその条件に叶う島だったみたいです。

実際に歩いてみたけど、いかにも港町って感じだし、おのころ神社があるのは小高い山の上でした。

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海人族は沼島を拠点として、淡路本島、阿波、紀州など活動範囲を広げていったようで、その伝説が古事記の国生みの神話の原型になったと考えられているそうな。大和朝廷はそんな彼らの功績も自分たちの神話にしていったんだねえ(笑)

・・・と、遠い昔の海人族に思いを馳せ、到着したのが沼島!!

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ここの滞在時間は1時間50分の予定。
絶対に行きたいのは「おのころ神社」です。もっともっと時間があれば港と反対側にある山の大神社や、イザナギ&イザナミが婚姻をおこなったと言われている上立神岩まで行きたかったけど、断念しました。
ちなみにコチラが上立神岩です。

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あわじウェブドットコムより

ターミナルからすぐのところにあったのが弁天社です。

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水に関係する神様だからね。泉、島、港湾の入口に弁天社が築かれることが多いです。なかなか立派な社だよ。

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島に上陸したご挨拶をしました^^

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さて、島内散策開始です〜!

***** おまけ *****
活字ばかりで疲れちゃった人へ。カレーの写真です(笑)
最近好きなカレー屋さんでの飲みww

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寿司一作とアクシデント発生(笑) [兵庫]

淡路旅行。伊弉諾神宮をあとにして再び高速に乗り、淡路島南ICで降りました。ランチは寿司が食べたいと思っていて、しかも食べたあとは沼島まで行かなくちゃいけないので、その道中にあるお寿司屋さんを選びました。

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沼島に行くフェリーの時間は決まっています。もしもお店が混雑していて待ち時間があると食べられない可能性もあったので事前に予約を入れていたのです。寿司一作サン^^
お座敷は既にお客さんがいましたが、カウンターは誰も居なかったよ。

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ランチのメニューはある程度決められているので、上にぎりを貰いました。それ以外にタコもありますよって言われたので、明石のたこの天麩羅を貰ったよー。

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東京で食べるタコよりもずっとずっと柔らかくてビックリ!!
すごく上品な食感と味でした。美味しかったなー^^

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そしてこちらが上にぎりです。タイもサヨリも美味しかった。
ウニは塩水ウニなので本当に優しい味。口の中でとろける〜〜〜。

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お店の大将が「今日東京からいらしたのですか?」って聞いてきたので、「そうです。今日はこのあと沼島に行って洲本に一泊します」と答えたら、「声を使うお仕事をされてました?」って聞かれました。電話予約したときの声がすごく聞き取りやすくて、喋りが上手だなって思ったんだそうな。コールセンター業務をやっていたこともあったからかもって答えましたが、内心「普段はバリバリの北海道弁だけどねー」って思いました(笑)

さてさて、そろそろ沼島へ向かう船乗り場を目指して出発しますか!
お店を出て下道を走ります。あちこちにタマネギ畑が広がっていて気持ちの良い景色。
「写真撮る?」と、相方くんが路肩に車を停めます。最初は車から降りないで窓を開けてパチリしようとしたら、「こっち側から撮れるよ」と相方くんが声をかけてきました。

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相方くんは自分が写真を撮ってあげるっていう意味で言ったらしいのですが、わたしは車を降りて車道の反対側に広がるタマネギ畑を写しておいでという意味にとってしまい、車を降りて車道を渡りました。

そして歩道にあがるときにつまずいてバランスを崩しちゃいました。
手にはスマホを持ってるし、これを傷つけるわけにはいかない!!だけどこのまま転んだら間違いなく顔面流血だ!と、とっさに考えて、回転レシーブ並みに右肩から転がるように転びました。その反動でスクっと立ち上がることが出来たのですが・・・

右手がじんじんするよ・・・おそるおそる見ると、あああ、爪から血が出てるし手のひらも流血してる(T^T
「なにやってんのー!」と、車の中から相方くんが叫んでます^^;
半泣き状態で車に戻り、持ってきていた傷薬をぬりぬり(用意良いでしょうw)。でもサビオ・・・じゃなくて絆創膏は持ってくるの忘れちゃったな・・・

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薬指、小指も擦ったようで血がにじんできました。
「ほんっとバカだね」と言われ、しょぼくれてると、青空がどんどん曇ってきて雨が降り出しました。しかも雷まで鳴り始め、大粒の雨がフロントガラスを叩きます。みなさま、晴れ女が転ぶと雷雨になるようです(笑)
晴れ男さんも旅先では転ばないように気をつけて下さいww

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沼島へ向かうフェリーが出る土生港にたどり着きました。チケットを買って船に乗り込みます。船内に入ると、ちょっと気分も前向きになって、それに応えるように雨雲も去って行きました。沼島に到着したときは、青空がまた戻っていたので良かった。

調べてみると沼島にコンビニはありませんでした。でも個人経営の商店を見つけたので、そこで絆創膏を買ったよ!

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もう一度傷薬をたっぷり塗り込んで、絆創膏をペタリと貼って復活!!(笑)

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ありがとう!橋本商店さん!!(^▽^)/
おかげで助かりました!!
(これからは傷薬&絆創膏の両方を持ち歩きます)

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まあ、夜の温泉ではヒリヒリしみるので、右手は出したままお湯に浸かったし、右肩から二の腕は打ち身で痛かったけど(笑)
そんなアクシデントを乗り越えて(?)、次回、沼島の紹介をしますーー。

つづく

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伊弉諾神宮は清々しかった [兵庫]

淡路の旅、絵島を見た後に向かったのは伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)です。

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駐車場に車をいれて、てくてく歩くよ。とっても立派な鳥居だ~!

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大鳥居に鎮座していた狛犬さん。なかなか男前^^

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国生みを終えたイザナギさん。古事記では、死んじゃったイザナミさんに会いたくて黄泉の国に行きます。すでに黄泉の国での食事をしてしまったイザナミさんは、恐ろしい姿に変わっていて、びっくりしたイザナギさんは逃げ出します。
「よくも恥をかかせたな!」って言ってイザナミさんは黄泉の国の亡者と共にイザナギさんを追いかけてくるんだけど、なんとか逃げ切るイザナギさん。

黄泉の国での穢れを落とすために禊をして、そのときにアマテラスやツクヨミ、スサノオが誕生するのだ。イザナギさんはアマテラスさんに国家統治を譲り、この場所に幽宮を構えて余生を過ごしたのでした。

境内は参道から本殿までまっすぐ一直線!気持ちよい造りだね^^
(参道がクネクネ曲がりくねって本殿につながる神社は怨霊となった神様を祀ってるところが多いよ^^)

お。さざれ石です。Boss365さん、これが伊弉諾神宮にあったさざれ石ですよ^^

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ここ、伊弉諾神宮は日本の主要な神社の中心に位置してるみたいだね。
真北に位置する但馬国一宮の出石神社と、真西に位置する対国一ノ宮の海神神社は、まだ訪れたことがないけど、それ以外の神社は参拝したわ^^

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いつか残りの神社にも参拝しなくちゃ!

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ZEPETO で使えそうな景色をパチリ(笑)

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放生の神池と呼ばれる池です。鯉や亀を放って病気平癒や不老長寿を祈願するんだって。

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これが正門。これより先の境内写真は SNS に載せないでくださいと張り紙があったので、載せるのはやめておきます。お守りやおふだの授与所にその貼り紙があるだけで、全然目立たなかったよー^^;
もし授与所に立ち寄らなかったら、ばんばん写真アップしていたなw

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拝殿でご挨拶。イザナギさんが生んだ神様たちにはいつもお世話になってます。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします、みたいなことを言ってきました(笑)

境内にはお酒の神様や火除けの神様、国譲りを迫った神様や、海の神様などなどが祀られてましたよ。あまり仲が良いとは思えない神様同士が同じ祠にいたんだよね・・・なんでだろ?
ちょっと気になりました ^m^ そのうち調べてみようと思います。

そろそろお腹も空いてきたよ。この日は 12 時に南あわじ市にあるお寿司屋さんを予約していたのだ。そのお店に向けて高速に乗って出発ですー!

つづく。

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淡路島日記のスタート。神話も出てくるよ~! [兵庫]

古事記によると、天も地も混沌としていたときに、高天原(たかまのはら)と呼ばれる天の高いところに三柱の神が次々と現れました。それから地のほうでも神が現れて、ややこしいので省略するけど、最後にイザナギ&イザナミの神が現れたのでした。

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三柱の天つ神は、イザナギ&イザナミに「天沼矛」という美しい矛を授けて、地上に人が住めるように造りあげなさいと命じます。イザナギ&イザナミは天沼矛で1つの島(オノゴロ島)を作り、そこに降り立って交わり、たくさんの国(島)と神様を生むのです。それが日本と八百万の神々^^

・・・と、古事記のお話を書いておいて(のちほど、いろんな説も出していくけどw)旅日記のスタートです!

*****
相方君の出張に便乗して淡路島初上陸^^
淡路島はイザナギ&イザナミさんが交わって最初にきちんと作った島と言われてます。

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朝一番の飛行機で行くので、まずは羽田空港で腹ごしらえ。わたしは蕎麦を、相方君はおにぎりを注文です。神戸空港でレンタカーのカウンターに行くと、車は空港には置いてなくて、三宮営業所にあるとのことで、そこまで連れていってもらいました。

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今回お世話になった車です。車種は車に疎い私は知らないです(笑)
でも青色が目立って、駐車場で探しやすかったよー。

すぐに高速に乗って、そのまま淡路島を目指します。明石海峡大橋が見えてきた~!

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橋はあっという間に走り切るのね。すぐに淡路島に入りました。
淡路ハイウェイオアシスというところで、いろんなお土産も買えるというので立ち寄ってみるよ。ここからは遠くに明石海峡大橋が見えました。

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淡路島は玉ねぎが美味しいよ!と、ちぃさんたちに教わっていたので、玉ねぎを使った味噌だのスープだのを仕入れて出発。いったん高速を降りて向かったのは石屋(いわや)神社です。

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ご祭神は国常立尊(くにとこたちのミコト)・イザナギ・イザナミです。国常立尊は、神世七代の最初の神様。神世七代の最後の神様がイザナギ・イザナミの2柱です。(神様は1人、2人ではなく、1柱、2柱・・・と数えます)

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こちらで淡路島に降り立ったご挨拶をしました。春分・秋分の日には、社殿で鳥居の中央から昇る日の出を見ることが出来るんだって。なかなか神秘的だわ^^
しばし海をボーっと眺めました。

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次に向かったのは恵比寿神社の裏にある岩楠(いわくす)神社です。
岩穴に祀られているのね。

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ご祭神はイザナギ・イザナミと、その子供だった蛭子 (ひるこ) です。蛭子は最初の子供だったんだけど、不具の子だったので流されちゃったのでした。
ちなみに蛭子は、室町時代からエビス(恵比寿・戎)さんと同一視されるようになるよ。

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ここの神社から歩いて行ける絵島もパチリしにいこう!

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絵島は約2千万年前の砂岩層が露出した島なんだそうな。風雨や波の影響でこんな不思議な形になったんだね。この絵島もイザナギさん&イザナミさんが降り立った「おのごろ島」の候補だったみたいです。

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残念ながら島に入ることはできないみたい。通じる道には柵があって鍵がかかっていました。柵の隙間から地面をパチリしてみたよ。

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写真だとわからないけど、きれいな模様でした~。
そうそう。こんな看板もありましたよ。

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忘れていたけど、そっかー。子午線が通ってるんだねえw
さあ、お次はイザナギさんが余生を過ごしたといわれている「伊弉諾神宮 いざなぎじんぐう」に向かいますよー。

つづく。

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コロル2世、渦潮も見る [兵庫]

コロルくん劇場、後半だよー。
淡路島の南にある小さな島。沼島(ぬしま)に降り立ったよ!

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ここは、イザナギさんとイザナミさんが天から最初に降り立った「オノコロ島」の可能性が大の、まさに大本命の島なんだ。この島で 2 柱は、淡路島をはじめ、いろんな国(島)や神様を生んだんだよ。そんな場所に降り立ったんだから、ボクも大興奮さ^^

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おのころ神社までの道のりが結構きつくてね・・・ボクは体力があるけど、リュカは息が上がって心臓が止まるかと思ったらしいよ。

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でも、念願の場所に来られて嬉しかったみたいだけどね。
フェリーの時間があるので、島内一周の散策は出来なかったよ。もしも一周するとしたら、しっかりトレッキングの格好にしないとつらいかもしれないね。

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船からの景色も綺麗だったよ。日も西に傾いてきたかな。

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さあ、今日の宿を目指して出発!!宿は洲本っていう地区にあるよ。17時前にチェックインできたよー。

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部屋はとっても広くて、窓からは広い広い海が見えたよ。

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露天風呂で体をほぐして、部屋に戻って淡路のクラフトビールを飲んで満喫さ。

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19時半になったので食事会場へ行くよ。淡路ならではのお刺身。穴子の刺身は初めて食べたな~。いつもは白焼きかタレがかかった寿司でしか食べないもん。

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鍋はフグ鍋だったよ。身がプリっとしていて美味しかったなあ~。

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翌朝は、部屋から日の出が見られたよ。
太陽が顔を出した時、「新しい朝だー」って実感したなあ。

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2日目のこの日は、いっきに徳島まで GO! なのさ。
鳴門の渦潮を大型船で楽しんできたよー。

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レンタカー返却の時間は 12 時。
さあ、徳島から一気に神戸に帰るよ!軽自動車、高速をびゅんびゅん飛ばして頑張りました。無事時間内にレンタカーは返却。

このあとリュカのダンナさんとは別れて、ボクとリュカは大阪へ向けて出発!
一年半ぶりの、こんな子たちと昼飲みを楽しむのさ。

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ZEPETO の顔を出したら、誰と一緒だったか分かるかな?
13 時から 16 時まで、しこたまワインを飲んで、リュカと一緒に新大阪から新幹線に乗って帰ったよ。

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新幹線の中は、完全爆睡だったなー。
短い時間に凝縮した旅だったよ。次はどこに行こうかな^^

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