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トーハクに初詣 [東京]

1月2日、東京国立博物館に行ってきました。
いつもは一人で展覧会巡りだけど、年始めだけは相方くんも一緒ですよ。

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まずはこの作品を観なくちゃね!
長谷川等伯の松林図屏風。毎年この季節に国宝室に展示されるのだ。
(1月2日〜1月17日まで展示)

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何度観てもうっとりしちゃう作品。ひんやりとした空気を感じる作品で好きだわ〜。

そしてお正月恒例企画の『博物館に初もうで』も楽しみますよ。
今年は丑年なので、牛にちなんだ作品が特別1室・特別2室に展示されています。

平安時代には貴族の生活と密着して牛車の文化を育んだ牛さん。神の乗り物になったり、仏教では悟りの象徴とされた牛さん。牛車の正しい乗り降りの仕方も紹介されていて勉強になりましたわw

「焔魔天像」
焔魔天は密教で方位を守護する十二天の1つ。単独では冥界の王として信仰されているんだって。牛の表情がどことなく龍にも見えてちょっと惹かれたわ^^

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「十二類合戦絵巻」は、十二支の動物と、のけ者にされた狸率いるそれ以外の動物たちとの合戦を描いたものなんだって。戦いは十二支が勝って、負けた狸は出家するようです。猫は登場してるのかなー。展示されている部分には見当たらなかったわw

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「ヴァジュラバイラヴァ父母仏立像」は、牛の頭をした仏が勇ましいわ。中国で作られた作品らしいんだけど、どことなくヒンドゥー教の像に似てるな〜と思って観てました。

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こちらの可愛らしい表情で見上げている牛さんは香炉です。高野山の密教の儀式で使われたものだそうな。こういう表情、あおがやるんだよねー。相方くんもニマニマして写真を撮っておりました。

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後ろ姿で顔が見えないのが残念だけど、こんなふうに見上げて丸まってる子(笑)

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企画展を楽しんだ後は、お気に入りの作品を観てパチリしてました。
こちらは猿の埴輪。もともとは子猿を背負っていたみたいですよ。この表情が好きなのよね。

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この季節によく見かける弁財天坐像です。
写真だと分かりづらいけど、頭上にはとぐろを巻いて老人の顔をした宇賀神をいただいているのです。宇賀神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同一視されているよ。稲荷神社に祀られる神さまネ。

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綺麗だったのはこの厨子。愛染明王坐像を納めるものなんだそうな。
装飾が見事だ〜〜!中心に居るのは牛の背に乗る焔魔天だって。

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今回初めて観た仏像はこの千手観音菩薩坐像。南北朝時代の作品だそうな。
この菩薩様、端整な顔立ちのイケメンでしたわww

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中庭にも出てみたよ。なんと池はうっすら氷が出来ておりました。
そんなに冷えているんだねえ。

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サギと思われる(違うかも?鵜?なんだろう?)鳥がものすごくわめきながら飛んできて池のほとりに降り立ったよ。写真の中央に居ます。池が凍っているよーって言っていたのかしら?

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今年初の博物館詣では、こんな感じで終了です。
今年はどのくらい展覧会に行けるかな。いろいろ観たい展覧会はあるよ^^


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博物館に初もうで「ウシにひかれてトーハクまいり」
東京国立博物館 本館 特別1室・特別2室
2021年1月2日〜1月31日
https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=10591


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