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JR岡山駅の「さんすて岡山」でお寿司 [岡山]

造山古墳ビジターセンターから無料バスに乗って JR 岡山駅に戻ってきました。
駅直結のビルで軽くランチをしてから姫路に向かうことにしたよ。

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前日、ままかりを食べ損ねていたのでどうしても食べたい!
お寿司屋さんならあるかな? って思って、吾妻寿司に入りました。ちょうどタイミング良く席に案内して貰えたよ。このあとは行列が出来てました。

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相方くんは私と合流する前から岡山に出張で居て、毎日飲んでいたので胃は疲れてるみたい。お茶でいいって。でも私は飲むよ!
あんなにつらい山道を歩いたんだから「ぷはー!」ってさせてもらうよ!

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金烏城ラベルの独歩・ピルスナーをもらってみたよ。ホップが効いてて美味しい^^
金烏(きんう)城は岡山城の別名なんだね。知らなかった。

さてさて。お寿司はお好みで握って貰うよ。
メニューはこんな感じです。

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じゃじゃーん! 超偏ったネタですっ(笑)
これで 2 人分。 8 貫ずつ食べました。

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鰆 4 貫、ままかり 4 貫、シャコ 4 貫、ひらめ 2 貫、えんがわ 2 貫 ^^
食べたいものが食べられて満足じゃ〜♪♪
シャコはね、もちろん美味しかったけど小樽のシャコのほうが好きかな ^m^ ウフ

お腹も満たされたので駅ビルでお土産を物色。
あ、桃太郎ぶどうが売られてる。でも高くて買えない(笑)

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キャットシッターさんへのお土産と、自分の家で使う塩ぽん酢というものを購入。
あとは先代猫ゆずの仏壇に飾る備前焼の猫の置物 ^m^

さあ、それじゃ岡山ともお別れです。楽しい旅をありがとう!
とっても気に入ったのでまた来るよ、岡山^^

新幹線は自由席を買いました^^

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相方くんはのぞみの自由席に乗る気だったんだけど、けっこう混雑してるの。
別に急がないんだから、ひかりに乗ってもいいんじゃない?って提案して、ガラガラ状態のひかりの自由席に乗りました^^

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見事に誰も乗ってないので、コロル2世も席を独り占め ^m^

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「こりゃいいや。快適快適」と満足げな相方くん。3 列を独り占めして寝てましたww

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私は iPad で姫路城のお勉強ww
「姫路城大発見アプリ」ってのもあったのでインストールしておいたわ^^
実際は使わなかったけどw

30分くらい新幹線に乗っていたかな? 13:01 に姫路に到着。

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初めての姫路城!
5〜8 世紀の古代山城だった鬼ノ城を見て、今度は 14 世紀の姫路城。まさか城巡りになるとは思わなかったよ(笑)

姫路城は城郭構造で言うと、渦郭式平山城って言うんだって。ふぅん。
Wiki で見たら「平野の中にある山、丘陵等に築城された城」って書いてました。なるほど。鬼ノ城とはまるで違うことだけは分かるぞw

というわけで、次回は姫路城の記事です^^
そして旅記事の最終回。


造山古墳 [岡山]

岡山旅行。鬼ノ城の次に向かったのは造山(つくりやま)古墳です。
タクシーを降りた造山古墳ビジターセンター前から記事はスタート。造山古墳については今日の記事で終わらせるので、かなり長文です!!! 時間のあるときにでもどうぞ。

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この造山古墳は、のぼることが出来る古墳のなかで一番大きな古墳!
しかも前方後円墳 ^^

21 世紀の現在では、前方後円墳の大きさ順序は以下の通り。造山古墳は第 4 位。

1位. 大仙陵古墳(仁徳天皇陵): 大阪【5世紀中頃】
2位. 誉田御廟山古墳(応神天皇陵): 大阪【5世紀前半】
3位. 石津ヶ丘古墳(履中天皇陵): 大阪【5世紀前半】
4位. 造山古墳: 岡山【5世紀前半】

でも古墳が出来た当時で考えると、造山古墳が出来た当時はまだ仁徳天皇陵なんかは存在してなくて、3 位の履中天皇陵に次ぐ第 2 位の大きさを誇っていたのだ。
ヤマトの天皇陵に匹敵するくらいの規模のものを吉備国は造れたんだよね。それだけ大きな力を持っていた国だったということです。履中天皇陵が約 365m で、造山古墳は約 350m 。(ヤマトの王よりはチョットだけ小さくしてやったぜ、みたいな?w)

しかも宮内庁管轄の天皇陵ではないので、造山古墳は自由に立ち入ることが出来るのだ(笑)
民家の間を通って造山古墳を目指しますよ。

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うわわ、鬼ノ城散策の時も見かけていたんだけど、此処にもマムシ注意の看板が^^;
山の中じゃなくても出るのか!(今回は遭遇しなかったよ^^)

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造山古墳。古代吉備王国の首長の墓と言われてます。
弥生時代の楯築遺跡に埋葬されていた首長の後継者あたりなんだろうか。

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今回、吉備探訪の記事を書くにあたって、あまりにも複雑になっちゃうので割愛したことがいろいろあります。行けなかった中山茶臼山古墳も含めて、此処に埋葬されていたであろう首長については、地元の歴史家がいろいろ考察をしているの。
もちろん本当のことは知る由もないけれど、造山古墳に眠っていた人物は、吉備臣の祖である「吉備(きびの)御友別(みともわけ)」ではないか? とのこと。

御友別については今回の旅日記には全く触れてないんだけど、この人物こそ、元来吉備の地で生まれ、吉備の地に伝承される神。飛鳥時代に吉備津神社に祀られた主祭神「大吉備津彦命」だと歴史家は言ってます。そしてこの人物の祖父にあたる人のことは日本書紀がうまく家系図調整しちゃってるっぽい。

これを書くと、ヤマトのイサセリ彦も温羅も含めて誰が吉備津彦? って頭がぐちゃぐちゃになるから割愛して、造山古墳の記事にときに少し触れようと思っていたのでした。

ま、吉備津彦命という呼称はその時代時代で王( = 首長 = 神)が呼ばれる名前であっただろうし、いろんな説があるんだよーってことです(笑)

古墳内にある荒神社。ここに石棺が置かれてます。
棺のふたは破片になって社の裏手に置かれているんだそうな。

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長さは 239cm で、材質は馬門石。阿蘇溶結凝灰岩で、な〜んと熊本県の宇土半島から産出されるものなんだって。こんな無造作に置かれてるけど、吉備と九州の関係を示す貴重な証拠みたいです。
製鉄絡みの話を入れると、吉備と九州は連携していた頃もあったようなのよね。今回はあれこれ書きませんw

さあ、古墳にのぼるぞー!

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造山古墳が造営された 5 世紀前半。
同時代、この吉備の地で 100m を超える前方後円墳は他に見当たらないの。それまでは中小部族の首長は前方後円墳を作っていたのに、方墳に変わるのだ。そして方墳に大量の武具を埋葬するの。

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そのことからこの時代、1人の吉備の首長(造山古墳の埋葬者)を頂点とするピラミッド構造が出来上がって、各部族の長は武装集団化していた可能性が高いそうな。吉備を裏切ったヤマト王権との戦いを見据えていたのかもしれないね。実際、日本書紀(ヤマトの視点)では「吉備の反乱」として書かれている項目があるのよ。

でも造山古墳が吉備の絶頂期。
このあとは衰退していくの。ヤマトの雄略天皇(456年〜479年)の出現によって、吉備はヤマト王権への発言権も主導権も奪われ、押さえ込まれたのではないかと考えられてるそうです。もし吉備津神社に祀られている「吉備津彦」が、本当はこの造山古墳の主だとしたら、怨霊って言われるのも分かるかなって思った。

この雄略天皇は、日本書紀で「悪い天皇」って書かれちゃうような人物で、付いてくる豪族は周りに居なかったのに、いったい誰が? という謎は、埼玉古墳群の稲荷山古墳から出土した鉄剣がヒントをくれたんだって。国宝にもなってる有名な鉄剣、「金錯銘(きんさくめい)鉄剣」です。
これによって 5 世紀の東国がヤマトの支配体制に組み込まれていたことが分かったのだ。ということは、東国の豪族たちが吉備を攻めた? のかもしれない??(笑)

ちょっと複雑な気持ちになりながら(北海道出身だけど、今は東国に暮らしてるからw)、古墳を上るよ。古墳の一部は段々の畑にされていた時代があったようです。

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周りの景色はこんな感じ。
田んぼが広がるのどかな景色だ〜。

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そしてここが円丘部分。
ここに竪穴式石室を作って、石棺が置かれていたのだ。

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うん……想像してみるけど、やっぱりただの原っぱにしか見えない(笑)
古墳はロマンがあるんだけど……実際に降り立つと、ただの原っぱなんだよねえ^^; エヘヘ

相方くんは早くも飽きたようで(興味がないから当然かw)、階段を下って行ってました。
此処に吉備国が絶頂期だった頃の王が眠っていたという事実だけを認識して、私も階段を下ります。

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造山古墳ビジターセンターまで戻ってきました。
当初の予定では、ここでタクシーを呼んで備中高松駅まで行き宇野港へ。そこから直島へ渡る予定だったのだ。でも直島行きは台風14号の影響でキャンセルしたので、このあと急ぐ必要はなくなりました。

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ビジターセンターにあったバスの時刻表を見ると、なんと無料で岡山駅まで行けちゃう!
バスが来るまではまだ時間があったけど、急ぐ旅じゃなくなったので、ビジターセンターで造山古墳の勉強をしながらバスを待つことにしました。

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10時34分のバスに乗って JR 岡山駅まで連れて行ってもらうよー。
こりゃ楽でいいや^^

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このバスを使うと、吉備津神社や吉備津彦神社にも無料で行けるんだねえ。
次回岡山に来るときは、こういうのを上手く活用していこうって思いましたわ^^

岡山駅に到着したので、お昼ご飯でも食べてお土産を買って、それから姫路城を目指しますか〜!



…というわけで、歴史の話はこれにて終了。お付き合いありがとうございました。
岡山はまた来ることになると思うので、そのときは製鉄絡み & 物部氏吉備出身説 & スサノオの台頭(スサノオ vs 大国主命)なんかで裏歴史を深掘りしたいな。

このあとは、お昼ご飯 & 姫路城です。パレオマニア(古代妄想狂)の私は、14世紀に造られた姫路城はあまり語ることはないので、一般的な観光客視点の記事になりますーww


岡山:鬼ノ城の東門 [岡山]

岡山、鬼ノ城散策。本日が最終です。
今回の旅では鬼ノ城を一周することは出来ませんでした。さすがに足がガクガクで、これ以上知らないルートを行くのは無理だって思ったので、東門まで行って U ターンして START 地点の西門に戻ったよ。

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この鬼ノ城は発掘調査で 5 〜 8 世紀頃のものだって分かってるんだけど、伝説では百済の王子がやってきて建てたって言い伝えられてます。その王子の名前が温羅(うら)。
城壁のことを百済の言葉で「ウル」って言うんだって。なので、温羅はこの呼び名からきてるんじゃないか? って書いてる小説家さんも居ました。

東門に向かって歩いている箇所には内側列石と呼ばれる大きな石群がありましたよ。
鬼ノ城があるこの鬼城山内で切り出された石だと思うんだけど、どのあたりから持ってきたのかは勉強不足なので分からないです。

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てくてく歩いてると、おろ? なんか描かれてる。

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これは千手観音様だろうか?
鬼ノ城が建てられたあとの時代に彫られたもの? でもどうかな? 同時代?
とくに説明書きはなかったです。

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ここから先が、道が細くなって木々が生い茂っていたのよ。
此処をしばらく歩くと、蜘蛛の巣場所だったので気をつけて歩きましたww

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そして見えてきた東門!!

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西門や南門に比べると小ぶりなんだって。見るからに分かる^^
門の入口は 2m 以上の段差を付けていて、扉を入った正面には侵入を妨げる巨大な岩を置いていたみたい。

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門の向こうは急な崖が多くて、ここまで辿り着くのは容易ではなかったろうに……と思ってしまったよ。
現代では眼下にはゴルフ場が見える(笑)
とっても見晴らしが良いです。

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多分今はゴルフ場になっている界隈。鬼ノ城眼下の低丘陵や平野部には、弥生時代の集落遺跡や古墳群があったんだって。当時の様子に思いを馳せる^^

縄文早期の土器片も若干出土してるんだけど、まとまった出土はなかったみたい。この辺りは縄文の頃は殆どが海だったらしく、総社平野では縄文晩期の土器が出土したそうな。
弥生時代の集落の痕跡は、どんどん出てきたらしいです。

さあ、タクシーの時間も考えると西門に戻らなくちゃ!
この先ちょっと行くと鍛冶工房の跡もあるみたいなんだけど、どのくらいで辿り着くか謎なので諦めて戻ります。

一度通った道なので、気をつけて歩く場所は頭に入っている!
帰りはわりとスムーズに戻ることが出来ました。

西門が見えてきた〜!
ただいま〜!

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山道を下りて駐車場が見えてくると、タクシーはもう来ていました^^
そして鬼城山ビジターセンターの職員さんが乗ってきたと思われる車も停まってました。

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しかしまだ開館前なので中には入れませんww

タクシーで連れて行ってもらったのは造山(つくりやま)古墳です。
造山古墳のビジターセンター駐車場で下りて、そこから古墳までは歩き^^

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なんか像があるww
おそらく造山古墳に眠っていた王の姿と思われる!
右下には可愛い埴輪がw

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コロルくん劇場のメイキング写真をパチリされてた。

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次回、今度は造山古墳について暑苦しく語りますww


岡山の鬼ノ城、南門まで行く [岡山]

鬼ノ城探検の続きです。
今回は「第1&第2水門」と「南門」までの記事です。

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西門から城壁沿いに歩いてます。これはなんだったかなあ?

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こんなふうに何気なくある石垣、これが 5 〜 8 世紀のものと思うと感慨深いよね。
戦国時代のお城の石垣とは時代が違うんだもん!

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第1水門がありました。
下部はこんなふうに石垣になっていて、上部は土塁の構造なんだって。城内の水を管理するための排水口。

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見づらいけど穴があって、ここに水が通っていたと思われます。今のところ鬼ノ城では6箇所の水門が確認されてるみたい。

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水が流れたであろう先に目を向けると、急勾配でその先に鬱蒼とした木々。
足を滑らせたら間違いなく死ぬ (^ω^;

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滑りやすい土の道を歩きながら、第2水門にも到着しました。
写真は撮ってなかったけど、此処はポケGO のジムになっていたので黄色チームにしておいた^^

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この辺りもやっぱり断崖になっていて、落ちたら危ないww
でも良い景色! 高いところが苦手な相方くんはこの辺には近づきませんでした。

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歩いているとしょっちゅう遭遇する黒い蝶(羽の一部が青)に導かれて南門に到着。

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最初に見学した西門のようにガッツリ復元されていないのでシンプルに見えるよね。でも規模や構造は西門と同じみたいです。なので、西と南、どっちが正門なのかはまだ議論の最中みたい。

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此処も城外から入ってきたとしたら、けっこうな段差があったんだと思います。門の内部の階段はわりと上りやすかったけどね^^

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でも下るときに滑って尻餅をつきました。
そのままズルズル〜っと下まで落ちないで良かった(笑)

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はやくいろいろ修復 & 復元されて、立派な門になるといいねえ。
扉の開閉のために丁寧に加工された門礎があるんだって。危ないので其処までは見に行かなかったけどね^^;

なにせこんな場所なので、危ない危ないww
落ちたら大怪我では済まない気がするもん。

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タクシーが迎えに来る時間を気にしながら、さらに進んでいきます。
ある程度の場所まで進んだら U ターンして戻る予定です。

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今はこんな道だけど、このあとどんどん木々が鬱蒼としている場所に入りこむことになるのでした。でもね、そのあたりの写真はありません。だって写真を悠長に撮っている余裕はなかったのよ!

油断してると、道の両脇にそびえ立つ木に大きな蜘蛛の巣がいくつも張られていて、デカい蜘蛛が待ち構えているんだもの(笑)
しっかり前を見て、腰を低く低くして進まないと蜘蛛の巣にひっかかって「ぎゃーーー!」って言うハメになるから^^;

というわけで、この先は殆ど写真がないので次回で鬼ノ城の記事は終わりますw

「リュカが行きたいところはマイナー過ぎて過酷だ。明日は筋肉痛だ」と、高所が苦手な相方くんは辟易してました^^;


岡山:復元された鬼ノ城の西門 [岡山]

岡山の総社市にある鬼ノ城。
鬼城山の山頂(標高約400m)一帯に、高さ6mにも及ぶ土塁や石塁が約2.8kmにわたって巡らされた古代の山城です。

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今日の記事は丸で囲った「角楼」と「西門」です。
土塁や石塁をめぐる散策は次回以降の記事で^^

時間と体力の問題と、あまりにも過酷な道とたくさんの虫に阻まれて、この旅で辿り着けたのは「東門」まででした(笑)
そしてその過酷な道の箇所は、写真を撮ってる余裕はなかったのでお見せできる写真がないのでした(笑)

さて、西門に辿り着く前に大きな角楼がありました。
古代工法で復元した土塁。

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上の方は木で復元してるんだね。さらにこの上に建物があったかどうかは不明なんだって。
そりゃそうだよね。発掘で分かるのは礎石などの部分。文献もしくは建物を描いた土器や銅鐸でもない限り、建物の上の部分がどうなっていたのかは謎よね ^m^

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せっかくなので角楼の上にも行ってみよう!

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こういう角楼跡が発掘されたのは、古代山城ではこの鬼ノ城くらいみたい。
この場所は尾根つづきで攻められやすいから、城壁の一部を長方形にして張り出させているんだって。
これによって城壁の死角を補って防御力を高めるそうな。(良く分かんないけどw)

その割に、実は不思議なことに発掘であまり武器は出てこないんだって。
農具は比較的出てくるようです。

天智天皇の時代に唐や新羅からの攻撃対策(実際には攻めてこなかったけど)で「城」は造られるようになったわけだけど、発掘を進めていくと、この鬼ノ城はそれ以前から造られ始めていた可能性があるそうな。そうなると、他の山城とは目的が違い、大和王権主導ではない誰かが城を築き始めた可能性も? 実際大和(天智天皇の弟である天武天皇)が編纂しはじめた日本書紀には記述が一切ない。

温羅の伝説(百済から来た王子で、最新の製鉄・製造技術を吉備の人たちに教えて城を造った)もあながちまったくの作り話ではなさそう?^^

おお!広い!

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ここから西門の様子も良く見えます。

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さて、この西門に行きますよ〜!

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本では読んで想像していた西門!
これを自分の目で見たかった!!

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見晴らしも良いよ〜〜!

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門をくぐって、表から見てみるよ!!
城の外から見るとこんな感じの西門です。

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大きさ比較のために相方くんに立ってもらうw

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この西門の遺構は状態良く残っていて、18本の角柱と中央の敷石、目隠し塀などがあったことが分かっているんだって。上部に関しては想像して復元。飾られている絵付きの楯は、岡山の古墳から出た埴輪に描かれていた絵をモチーフにしたんだそうな。

城内から見ると西門はこんな感じ。

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鬼ノ城には城門が東西南北 4 箇所あるの。
通路の床面に大きな石を敷いて、2m 近い大きな段差を付けるのが特徴みたい。
この写真だと分かりづらいけど、けっこうな段差のある門だったのよ。南門だとちょっと分かりやすくなるかな? そのときまた紹介します。(その南門の段差で滑って転んだw)

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柱の穴や門礎からするに、この西門は古代山城のなかでは日本最大の壮大堅固な城門なんだって。西門の観察が終わったので、土塁や石塁を伝ってお城の周りを歩いてみますよー。

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この敷石が案外歩きづらいww
でもこの敷石は日本の古代山城のなかでも鬼ノ城にしかなくて、朝鮮半島でも数例知られるだけの珍しいものなんだって。

ナナメになっているのは雨水が城壁を壊すのを防ぐ目的があるらしいんだけど、このナナメに足を取られる(笑)(笑)


*** おまけ ***

古代山城があったあたりの地図です。

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岡山の旅:鬼ノ城へ [岡山]

今日から岡山旅行記に戻ります。
旅の2日目。9月17日の朝からスタート! 今日は鬼ノ城に行くよ!



お城というとイメージするのは戦国時代(だいたい15世紀〜)からのお城だと思います。でも今回のお城は古代のお城。

お城の前身は弥生時代(前10世紀〜後3世紀中頃)まで遡ります。
農耕が盛んになって貧富の差が生まれて争いが起こるようになって、集落の周りに土塁を築いたのが始まりって言われてます。

そして時は流れ、飛鳥時代(592年〜710年)。
権力を握っていた蘇我氏が中大兄皇子 & 中臣鎌足によって滅ぼされて、中大兄皇子が天智天皇になって政治をおこなっていた頃……

大陸では戦争が起こっていました。百済 vs 新羅・唐連合軍という戦い。
天智天皇は百済のために兵を出したのだ。ところがこれが見事なまでの惨敗!!
歴史の授業で習う「白村江の戦」(663年)でございます。私の頃は「はくすきのえ」って言っていたけど、今は「はくそんこう」って言うのかな。

この大敗で天智天皇はビビったのだ。
唐が倭(日本)に攻めてくるかもしれない!!

そこで天智天皇は、主に西日本を中心に防衛施設を造り始るの。これが現代に続く城の始まり。

白村江の戦いのあと、6つの城が造られました。
百済は滅亡してしまったので、大勢の百済人が日本に渡り帰化。彼らの助言をもとに城が造られたと思われます。

長門城(現在の山口県あたり)
大野城(現在の福岡県あたり)
基肄城(きいじょう・現在の福岡県〜佐賀県あたり)
高安城(現在の奈良県〜大阪府あたり)
屋嶋城(現在の香川県あたり)
金田城(現在の長崎県対馬あたり)

ちなみに「城」という文字が使われるようになったのは、日本書紀によると 664 年(天智3)の記述から。それ以前には「垣」や「塁塞」という言葉が使われていたようですわ。このことからも「城」は唐水軍や新羅水軍に備えるためのものだったことが推測されるのでした。

(※ 歴史マニアさんは、スサノオが日本で最初の和歌を詠んだのを知ってるわけで、そこにも出てくる「垣」は平和なものではなかったんじゃないかな〜と、いろいろあの和歌を深読みしちゃうなあ。だって垣は垣でも八重垣よ。八重よ。どんだけ守り固めるの?)

これらの古代山城は外敵に備えて築かれた「朝鮮式山城」と言われるの。
東北の蝦夷に対する侵略 (笑) 拠点は「城柵」
そして文献資料が無く、築城の契機や由来が分からないものは「神籠石山城(こうごいしやまじろ)」って言います。

今回訪れた鬼ノ城は、構造は「朝鮮式山城」なんだけど、温羅伝説としては名前が出てくるものの、日本書紀のような公の史料が一切残っていないし由来も分からないので「神籠石山城(こうごいしやまじろ)」に分類されます。



朝早くにホテルはチェックアウト。岡山駅構内のコインロッカーに大きな荷物は預けて、6時37分の列車に乗って目指すは総社。

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来ました、総社市。古名は阿曾(あそ)。
たたら製鉄の火で昼夜明るかったので阿曾。

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鬼ノ城へはタクシーで行くのだ。タクシー会社には事前に予約をしていたの。
鬼ノ城まで連れて行ってもらい、1.5 時間後に迎えに来て貰う計画。

どんどん山道を入っていきますよ〜〜。急カーブが続く山道をのぼっていきます。
せっかくなのでブレブレの様子も載せておこうw

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7時30分に鬼ノ城の駐車場に到着しました。写真は去っていくタクシー。

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ここから鬼ノ城があるところまで山登りw
今回は相方くんも居るし、スマホも元気なので心配なし!

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朝早いので誰も居ません。
鬼ノ城へ向かう道の入口に「総社市鬼城山ビジターセンター」があって、概要などを勉強できる施設があるのですが、当然ながら開館前の時間ですから入れませんわw

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朝早いので空気も気持ちが良い。
一応舗装されていたので歩きやすいです。

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ちょっと道が分かりづらい箇所があったんだけど、それなりに進むことができました。
でも一人だったら違う方に進んで迷っていたかもしれないなあ。
看板が出てきたので、正しい道だったと分かって安堵^^

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さあ、どんどん進もう〜!

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しばらく歩いていると、遠くに復元された鬼ノ城の西門が見えました!
ほんとに山頂付近にあるんだ!!

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分かりづらいと思うので、丸で囲ってみた^^
あそこまで行くよー!

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「もちろんボクも居るよ」と、コロル2世w

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ふと見ると、岡山が一望出来ます。

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この鬼ノ城が建てられたと思われる 5〜8 世紀。
その頃は海だったんだって。此処から見下ろすと吉備の海が広がり、吉備の港に停泊する船が見えたんだねえ。

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そんな古代に思いを馳せながら進んでいると看板発見〜!
鬼城山・西門を目指しますぞ。ちょっと息はあがっているけど、もう一踏ん張り!

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時間にすると駐車場からここまで 10 分ちょっとだったと思うんだけどね(笑)
前日にタップリ歩いていたから足が疲れているっぽいww

鬼ノ城の全体図で見ると、西門は左上になります。

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次回は、鬼ノ城の復元された西門の写真を紹介しますね〜!


岡山で美味しいもの三昧! [岡山]

岡山旅行、やっと食事にありつけます!(笑)
事前に予約していたお店は「和風居酒屋 あかり」というところ。京都で入ったお店は日本酒がイマイチで失敗だったので、今度は日本酒重視で決めたの^^

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岡山の地酒が楽しめるお店を検索してたら、雰囲気も良さそうだったので此処に決めました。カウンター席を希望したのさ^^
金曜日の OPEN は 17 時とのことなので、OPEN と同時に入る(笑)

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ビールで乾杯!
1日早いけど、誕生日おめでとう〜!自分っ! なのですww

岡山で食べたかった鰆と下津井蛸のお造りをもらうよ。

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鰆は旨味が凝縮されててプリプリだし、下津井蛸は噛み応えがあって味が濃い!
くぅぅ、まじで美味しいよ!
空きっ腹に幸せが沁み渡るww

お、この季節ならではの土瓶蒸しもあるのね。
しかも鱧と松茸だよ! 注文しちゃおう〜^^

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日本酒は、まずは神心の純米吟醸を貰ってみるのだ。
これは知ってるお酒。家でもよく飲むお酒なの^^

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鰆の玉子焼きもフワフワで美味しい♪

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そして来ました! 鱧と松茸の土瓶蒸し^^

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鱧の香ばしい香りと松茸の芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。
ううう、幸せの香りだよ。土瓶蒸しなんて10年以上食べてなかったかもしれん!

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このへんで日本酒は竹林の旱星(ひでりぼし)にしたよ。蠍座の一等星アンタレスを示す言葉なんだって。純米吟醸の無濾過生原酒。これがジューシーな旨味と程よい甘さがあって、めちゃめちゃ気に入りました。
この日、日本酒は 2 人で 8 合飲んだんだけど、その殆どが竹林の旱星だったわw

鰆が美味しかったので、今度は鰆の叩きポン酢をいただきます。
この断面の美しさ!

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酒のつまみには海鮮塩麹和え。ちびちびつまみながら、日本酒をくいくいw
お皿が桃で可愛い♪

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相方くん希望の岡山県産・鶏の黒七味焼き。
甘辛の醤油だれがお肉に絡んでめちゃめちゃ美味しかったです。

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私は鱧の天麩羅をもらってしまった。今年はまじで鱧がたくさん食べられた!^^
衣がサクサク、鱧はふわふわでございました ^ω^)b

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この日はママカリが無かったので、自家製蛸わさびを食べる^^
お昼抜きだったとは言え、めちゃめちゃたくさん食べちゃった♪

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大満足の夕食でしたー!
ホテルに戻ったんだけど、もうちょっと何か飲みたいねぇ……って話をしてたら、相方くんが行きたいところがあるというのだ。

ぷらぷら外に出てみると、岡山駅の真ん前。
どうやら出張中に、夜この道を通るたびに「おでん」の提灯に惹かれていた模様。

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ビールを1杯だけ貰おう^^

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飲兵衛飲み過ぎ イェイ イェイ(意味不明)

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おでんもシンプルな味で美味しかったです^^

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夜風が気持ちいいなあ〜。昼間あんなに暑かったのが嘘のようだよ。

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こうして岡山旅行1日目は過ぎていったのでした。
iPhone 摩訶不思議事件もあり、吉備の神様に導かれたり、濃厚な1日でしたわ。

さあ、明日は鬼ノ城!
また歴史の話になっちゃいます。ごめんねww


岡山旅行:翌日の予定 [岡山]

9月16日。岡山旅行初日の一人旅が終わって、ホテルグランヴィア岡山にチェックイン。
相方くんとは岡山駅改札で待ち合わせをしてたけど、もうチェックインしちゃったのでその旨を伝えるとホテルに行くとのことでした。

今回のお部屋はエコノミーツインなので、ちょっと狭い。

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7月に京都であった親戚の結婚式。花嫁さんが予約してくれたホテルグランヴィア京都の部屋はスーペリアツインだったのよね。あっちは広かったなあw

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でも清潔感があるので GOOD!

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どうせこのあとは飲みに行って、翌朝はめちゃめちゃ早く出発予定だから^^

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これだけ揃っていれば十分です♪

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コロル2世も、やっと寛げたかな?
吉備津神社での撮影を最後に、鞄の奥深くに居たもんねえ(笑)

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仕事を終えた相方くんと合流。お疲れ様〜!
荷物を片付けていたら相方くんのスマホに、翌日泊まる直島のベネッセハウスから電話がかかってきました。

どうやら台風14号の影響で、宿泊した翌日の船が欠航になりそうとのこと。
キャンセルしますか? と言ってきました。少し考えてまた連絡しますと一度電話を切り、話し合い開始。
ホテルから電話があるってことは、やっぱり直島に渡るのは止めた方がいいのかも……ということで、キャンセルしました。(キャンセル料は掛からなかった)

せっかく奥様の誕生日にご宿泊いただく予定だったのに申し訳ありませんと言われたよ。いやいや、こればっかりは仕方ないです!(>_<
船が欠航して、崇徳院みたいに 3 年も直島に逗留することになったら困るものw(それは無いww)

2 泊 3 日の旅が、この時点で 1 泊 2 日になりました。
翌日、鬼ノ城 → 造山古墳 → 直島の予定だったけど、造山古墳の後をどうしますかねえ。

「あ! 今日運転手さんに教えて貰った最上稲荷に行く?」と相方くんに言うと、
「えー。もう稲荷は 7 月の伏見稲荷でお腹いっぱいだよ。やだ」と却下されました ^^;

「じゃあ、造山古墳のあとは ×× の行きたいところで良いよ。何処に行きたい?」
「うーん、そうだなあ。ありていに言えば倉敷の美観地区は行ってみたいかなー。あとは姫路城」と、相方くん。
「え? 姫路城って此処から近いの?」
「近いよ。新幹線使えば」
「そしたら姫路城がいい! お菊さんの井戸が見たい!」

というわけで、姫路城に決定!
場所が決まれば、あとは相方くんがルート、移動時間などを調べてくれます(笑)
今日私が列車に乗った JR庭瀬駅のことを話すと、1時間に4〜5本列車が来る路線という情報は相方くんにとって非常に有益だったようです。

「スマホの乗り換え案内アプリは便利だけど、路線がピンポイントでしか教えてくれないからね。昔ながらの時刻表だとズラーっと時刻が並んでいるから、どの路線がいいか面で比較的できて、一目瞭然なんだよなあ。時刻表アプリがあればいいのに」って言ってましたw

東京からの新幹線内でも、車内のテロップには台風14号のことが流れていて、運休する可能性ありと書かれてました。姫路城を見た後は、なるべく早く東京に戻った方がいいねということで、夕方の新幹線では東京に戻ることに決定。

諸々決まったので、夕御飯を食べに行こう!
お昼ご飯を食べ損ねたので、私は腹ぺこだよ。

今回予約しておいたお店は日本酒重視で決めました!
美味しい日本酒があるお店には、きっと美味しい肴があるに違いない^^

サワラと下津井タコがあるといいよね〜と言いながら、目的のお店に向かいます。

つづく。

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【予告】こんなのを食べたよ〜♪♪


後楽園 [岡山]

ディープな歴史巡りが済んで、後楽園に向かっております。
スマホも今までの不具合が嘘のように順調に充電出来てるので一安心。
路面電車を降りて歩いてると、こんもりした島(?)が見えてきた〜!

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もっとちんまりしてるんだと思ったら、想像以上に大きい!
そりゃそうか〜。日本三名園だもんねえ。どうやらあの橋を渡っていくっぽい。

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月見橋というらしい。昔はもっと風流な橋が架かっていたのかな?

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ふと振り返ると岡山城!!
現在は大規模修繕中のようです。今年の 11 月にリニューアルオープンって看板が出てました。
漆黒の城が美しいね。16 世紀のお城。でも私は明日推定 7 世紀のお城(鬼ノ城)を見るもんねw

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橋を渡りきると「岡山後楽園」の文字が。此処に入れば日本三名園の制覇!

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南門と正門があるらしく、此処からは南門が近いようなのでそっちに行くことにします。入園料を払って、いざ!!

ひろーーーーーーーい!!

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えーっと、私は裏歴史ハンターのパレオマニアなので、後楽園については多くは語りません^^
ネットを見ればいろいろ情報が出てくるもんね♪
【パレオマニア = 古代妄想狂:作家 池澤夏樹の造語】

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江戸時代の岡山藩主、池田綱政が家臣に命じて作った庭園なんだそうな。かつては藩主の静養の場、接待の場として使われていたんだって。

景色を楽しみながらのんびり歩いたのですが、この日はとにかく暑かった。
あちこちにベンチがあったので、そこから景色を眺めながらぼんやりしました。汗もどんどん出てくるけど、この園内はあちこちに自販機もあったので水分補給は出来たよ^^

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山の中と違って蚊も居ない!(笑)
そしてスマホも充電出来てるから、やっとポケGO やピクミンブルームを立ち上げることが出来ましたw

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快適にポケGOのギフト集めも頑張ったww

園内には藩主が後楽園を訪れたときに居間として使った延養亭や能舞台などもあって、なかなか素敵な建物でした。
正直、朝から歩きすぎて疲れも出ていたので全部を見て回るのは無理ぃ。
パンフレットを参考に、興味のあるところだけを見よう!

まずは茶畑(笑)
ここの茶葉は苦みの強い古種なんだそうな。藩主が普段飲むお茶だったらしいわ。どんな味なのかなぁ。飲んでみたいなー。園内の何処かで飲めたのかしら??

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次に向かったのは井田(いでん)です。

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北海道出身だと、やっぱりこんなふうに稲穂が垂れてる一面の景色を見ることは皆無だったから〜。すごいなー。この井田、かつて園内に広がっていた田畑の名残なんだって。中国周時代の田租法にならい、幕末まで形作られていたとのこと。

立て札を見たら餅米栽培だって。ありゃ、餅米アレルギーの私は食べられない(笑)

後楽園の雰囲気を味わったことだし、そろそろ岡山駅に戻りますかネ。

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南門から入ったので正門から出てみました。
出口の所にスタンプコーナーがあったので、持ち歩いていた測量野帳に押してみた^^

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ちなみに後楽園に関するメモ書きは、写真右上の切り抜きだけでした ^ω^;
正門を出るとバス乗り場があったよ。時刻表を見てみると 12 分後に岡山行きのバスが来るみたい。バスを待って岡山駅へ。

相方くんとの待ち合わせの 16 時にはまだ早かったけど、この日宿泊するホテルは駅直結のホテルグランヴィア岡山。チェックイン出来る時間だったのでフロントに行くことにしました。予約メールは相方くんから転送してもらってるから大丈夫でしょう♪

チェックインを済ませ、部屋で直接コンセントからガッツリ iPhone の充電開始ですよ(笑)


つづく


【岡山 後楽園】
https://okayama-korakuen.jp/index.html


iPhone の顛末と、いざ後楽園へ [岡山]

「岡山旅行の続きだニャ」

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楯築遺跡を見終わってタクシーに戻りました。

「どうだった?」と運転手さんが聞いてきたので
「良かったですよー。来られて本当に満足です」と答えて、iPad で撮った写真を見せました(笑)
「今はすごいなあ。こんなふうにすぐにスライドショーが見られる」と運転手さんも笑ってましたよ。(運転手さんはお客さんを此処には連れて来るけど、いつもタクシーで待ってるので、遺跡を見たことは無いんだって)

さすがに楯築遺跡まで来てしまったので、ここから岡山駅まで行くとなるとタクシー料金が上がってしまうとのこと。なので JR 庭瀬駅まで送りますよと、どこまでも良心的な運転手さんですw

「岡山駅でお友達と待ち合わせかな? 何時に待ち合わせなのかな?」
「ダンナと夕方待ち合わせなんです。出張に便乗してきたんですよ」
「そりゃいいね。明日もこの辺を観光かな?」
「明日は鬼ノ城に行って、そのあと香川の直島に行く予定なんです」(このときはまだそう思っていた)

このあと、タクシーの運転手さんのご長男が「うらじゃ祭り」に嵌まって踊りまくっている話や、この界隈のバラ園の話などを聞いてました。
そのとき相方くんから LINE が来て「ヘンなところに居ない?」と書いてあったので、タクシーで移動してる旨伝えておきました。GPS で居場所をチェックしてくれたんだね。

【うらじゃ祭り】
https://uraja.jp/
https://uraja.jp/shinkokai/about/ura.html

「そうだ。歴史好きなら稲荷にも興味あるかな? 此処には最上稲荷があって、日本三大稲荷の1つだよ」と運転手さん。

ほほー。関東だと三大稲荷は、伏見稲荷大社(京都市)、豊川稲荷(愛知県豊川市)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)なんだけど、こっちだと岡山の最上稲荷になるんだね。
伏見稲荷大社はまだ訪れたことがないらしく、行ってみたいなーと言っていたので 7 月に訪れた話をしました。(さすがに「稲成り」が「鋳成り」の話はディープすぎたので止めておいたw)

いまタクシーが走っているところから、最上稲荷も離れていないようだったのでチョット心が揺れたんだけど、スマホを見るとほんとに電池がやばい。おまけにブラウザを立ち上げてみると「インターネットに接続できません」と表示されるじゃないですか (笑)
こりゃ、スマホは完全に終わったな^^;
最上稲荷に立ち寄るのは、またの機会にしておけというお告げだね。

タクシーは JR 庭瀬駅に到着。
スマホが使えないので電子決済ではなく現金で支払い(笑)
「列車は何本もくるから大丈夫だよ。岡山方面の列車は全部岡山駅に停まるから」と、どこまでも優しい運転手さんでした。ありがとう!

切符を買ってホームに行きます。

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通過列車のあと 8 分待てば岡山行きの列車が来るみたい。素晴らしい。
ベンチに腰掛けてスマホを見るとアンテナが立っていてネットに繋げるようになってる。試しにブラウザを立ち上げると表示されました。

鞄からモバイルバッテリーを取り出します。ダメ元でスマホにケーブルを挿してみると、なんと充電されるじゃないですか!

吉備津神社からの不具合が嘘のように、普通に充電されてるよ!
狐につままれたような気分だよ^^;

「あんなに焦ったのはなんだったのにゃー」

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これはきっと、吉備の神様が行き先をいろいろ決めたに違いない。そう解釈しましたわ(笑)
ほんとは iPhone 本体内の液体が乾いた??

でもホッとしたよー。
これでまた iPhone が使える(感涙)
相方くんにスマホ復活の旨を伝え、ホッとしたらお腹が空きました。そういえば昼ご飯を食べてなかったよ。

じつは朝、岡山駅に着いたときに軽くつまめるものは買っていたのです。
道中コンビニはないだろうから、小腹が空いたときに食べようと思っていたの。

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食べ損ねていた海老玉ねぎ棒天を、岡山駅に到着してから休憩スペースで食べました(笑)

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JR 岡山駅から出ると、桃太郎が居る〜!
ディープな桃太郎の世界を味わってきた私には、この桃太郎像がとっても幼く見えますw

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基本、旅はディープでマイナー路線の私だけど岡山ではメジャーなところにも行くつもりだったのだ。それは後楽園!
此処を制覇すれば、日本三名園の制覇になるから^^

岡山駅から歩いて後楽園には行けるのかなー。
信号待ちをしているとビックカメラの入口に「薬」の文字が。あ、直島に行くとき船に乗るから酔い止めを買っておかなくちゃ! 台風も近づいてるから船も揺れそうだし……そう思って酔い止めを購入。

レジの人に「後楽園まで歩けますかね?」と尋ねると、
「行けなくはないけど、あっちの出口から出たら路面電車乗り場があるので、それに乗った方がいいですよ」と教えてくれました。

言われた方に行くと、確かにあった。
でもどれに乗ればいいんだ?
とりあえず停車してる路面電車の運転手さんに「後楽園に行きますか?」と聞いたら行くというので乗り込みますw

目的の停留所に着いて降りたは良いけど、右に行けばいいのか左に行けばいいのか分からない。きょろきょろしてると、運転手さんがわざわざ外に出てきてくれて「この階段をくぐってあっちの道に出たらまっすぐだよ」と親切に教えてくれました。

岡山の人たち、本当にみんないい人です!
ありがとう!!

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言われたとおりに進む(笑)

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おお! あとはまっすぐ行けば良いんだね!
方向音痴の私でも大丈夫だ ^^

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というわけで、次に続きます(笑)
翌日の鬼ノ城ネタまでは、裏歴史の話はしませんので安心して下さいww