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へいきゅう [埼玉]

大宮の記事は今日で最後だにゃ〜。

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氷川神社を参拝したあとはスマホアプリゲーム『ピクミンブルーム』を起動するのです。この界隈、サッカー場や野球場があるので、スタジアムの苗が手に入るかも! 探知機を使ってスタジアムの苗をめでたくゲット出来ました^^

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NACK5 スタジアム大宮も覗いてみた^^
フェンスの隙間からパチリです。

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さて、お昼ごはんを何処で食べようか〜。
検索して美味しそうだった、この界隈のカフェに行ってみたんだけど、看板のメニューを見たらあまり惹かれなかったのだ。

大宮駅周辺に、ちょっと気になるお店を相方クンが発見したのでそっちに行くことにします。大宮公園駅から電車に乗りましたよ〜。東武アーバンパークラインだって。知らない路線だ^^



到着したのは大宮駅の西口から徒歩数分の「鉄板焼と野菜へいきゅう」というお店。お、なかなか良い雰囲気!



店内に入ると鉄板焼独特の良い香りがする〜!



ランチメニューはこんな感じ。
せっかくなので、ぜいたくハンバーグセットをもらうことにしたよ。牛 100% 手ごねハンバーグとお肉のセットなんだって。



壁に掛けられたメニューも美味しそうだ。
富山湾白海老素揚げ食べてみたい〜!



ビールは飲んじゃうのです!
前菜は茄子の煮浸し、柿の白和え、真ん中のは何だったかな〜。クリームチーズ風の何かでした(笑)



お料理が来たよー。
私が注文したのは、牛 100% 手ごねハンバーグとお肉のセットで、お肉は合鴨^^
ソースは大葉にしました。



大葉のソースがほんっと香りが良くてサッパリしていて美味しかった!ハンバーグはもちろん、合鴨もジューシーで大満足。



相方クンも牛 100% 手ごねハンバーグとお肉のセットで、お肉は牛ハラミ。ソースはドライトマト。ニンニクの効いたソースでドライトマトの爽やかな酸味が肉の味を引き立てていたよ〜。



ソースが残ってしまうのが勿体なくて、ゴハンを茶碗一膳分おかわりして、シェアして食べました。
大満足だ〜!

食後のコーヒーとデザート。
デザートは栗だったので私も食べた♪



いや〜、まじで美味しかったです。夜メニューも気になる!
このお店に来るためだけに大宮に来てもいいかもしれないって思ったくらいだよ。
ごちそうさまでした^^


*** おまけ ***

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氷川神社でいただいた御守りは、鉄の勾玉!
スサノオさんと言ったら鉄だからねww
めっちゃずっしり重たい鉄です。

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けっこう大きいし、まじで重いので持ち歩くのは無理(笑)
お湯を沸かすときに入れて、鉄分を出してもいいよーって説明書に書いてました ^ω^


氷川神社3 [埼玉]

9/30 に出掛けた大宮・氷川神社の話なのにゃ〜。

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武蔵一宮 氷川神社。境内はこんな感じです。



三の鳥居をくぐって境内に入り、右奥にある天津神社からご挨拶をしていこう。
少彦名命さんは、いつも参拝する上野の五條天神社にも祀られている神。



六社、松尾神社を参拝し、神池に架かる橋を渡って楼門に到着。



***** ***** *****
ここからは神様の話になるんだけど、何度かブログでも書いているように、私は神社や神様に関しては御利益云々よりも、なぜ "それ" は神になったのか、その場所に祀られるようになったのかという「歴史」に興味があります。縄文人の世界観に始まり、仏教が伝来して神社に今まで存在していなかった拝殿や本殿が建てられるようになったその文化の流れ(= 歴史)に興味があるのです。

そんなわけで、純粋に神様を信仰してる人にはゴメンナサイ的な内容もありますがご了承ください(>人<)
こーゆー考え方なので、神社で神様にご挨拶 & 感謝 & 近況報告(笑) はしても、願い事はしないのでした。たまーに例外もあるけど、自分の願い事はしないww
***** ***** *****

神様のスサノオさん。
今は神だけど、もとは人間だと思っています。神道の考えでは死ねば人は神になる。死の瞬間まで用いていた名前のあとに「命(みこと)」を付けて、その瞬間から神になるんだそうな。

関東の開拓神として祀られたスサノオさんは、出雲出身(もとは大陸の方から来てるんだろうけど)のスサノオ一族の子孫達なんだろうと私は思っているよ。実際にこの地に辿り着き、この辺りに住む人たちをまとめあげて開拓していったんだろうな。そして神になり氷川神社に祀られた。明治天皇が氷川神社を武蔵国の総鎮守にしたくらいチカラを持っているスサノオさん。



古事記ではスサノオはアマテラスの弟として描かれて、高天原をめちゃくちゃにして追放(とは言ってもスサノオは高天原に住んでいたわけではないので、出禁ならともかく追放も可笑しな表現だw)されちゃうわけなんだけど、実際は製鉄技術を持っている強大な一族。(今回は鉄の話はスルーするよ)

日本で一番の山、それは富士山。
でも不思議なことに古事記には富士山に関する記述は一切ないのよ。あれだけの山、今だって霊峰富士と言われるのに書かれていない。ヤマト王権にとって富士信仰をしている別勢力のことは書けなかったのか? そしてその勢力がスサノオなのではないかという話もあります^^



そのスサノオの王宮があった場所が、この大宮界隈、氷川神社がある辺りなのではないか?
残念ながら関東は古富士火山の噴火で、火山灰が何層にも滞積した平野。でも何か出てきたら面白いんだけど、出てこないねえww



スサノオさんにご挨拶です。
アマテラスさんよりもスサノオさんが祀られている神社に参拝することが多いので、此処に参拝することができて嬉しい ^ω^

じつはこの翌日、家の近くのスサノオさんが祀られている神社に「昨日、氷川神社に参拝しましたよ〜」って報告しに行ったら、なんと昇殿参拝できる日だったのだ。有り難く拝殿の中で報告することが出来ました。相方クンは初めての昇殿参拝で、嬉しかったみたいです。縁が出来たねw



さて。スサノオさんへのご挨拶は終わったので、次は門客人神社を探すよ!
スサノオさんが祀られる前、このあたりで信仰されていた土着神。氷川神社の伝承ではアラハバキ神が祀られていて、名称もアラハバキ神社だったんだとか。でも今はスサノオの義父母に祭神が変更されてます。
スサノオさんは元々この土地の人ではない。此処には以前から住んでいた人たちが居て、その人たちが信仰していた神が居たのよね。

スサノオの居る境内との間には柵があってそのすぐ外側に祀られていました。



もしも神社に参拝したときに「門客人神社」という摂社があったら、それはその神社にもともと祀られていた神さま。氷川神社の場合はアラハバキ神(縄文の神と言われてます)だったけど、その土地によって土着神の名前は違うと思われます。「門客人」として門番の神にすることで主従関係を宣言してると考えられてるんだって。

しっかりご挨拶をして、それから向かったのは稲荷神社。
ここのお稲荷さんはめっちゃ立派だった!



神社内の写真は撮ってないんだけど、社殿内も独特の雰囲気でした。
(脳内には光景が浮かんでいるんだけど、うまく日本語に出来ない。記憶が古くなっちゃった所為だ)



最後に参拝したのは宗像神社。
スサノオとアマテラスの誓約(ウケヒ)で産まれた三女神です。誓約に至った経緯は今回は書かないので気になった人は調べてくださいw

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見て見て。女神が祀られているはずなのに、千木が外削ぎ。
もしかして昔は男神が祀られていた??

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帰宅してから気になったので、宗像三女神を祀る神社の総本社である宗像大社のサイトに行って確認してみると、辺津宮の本殿の千木は外削ぎになってました。氷川神社の宗像神社はこれに倣ったわけだね。ちなみに宗像大社にこの件を問い合わせた人が居て、内削ぎ・外削ぎは俗説ですと回答されたという記事を見つけました^m^

沖津宮は外削ぎ、中津宮は内削ぎ、その理由については、特に伝承されていないという回答だったそうな。建てられた時代やその当時の文化なんかも調べていくと面白いのかもしれないねー。こりゃ大変な作業になりそうだww

※ 宗像大社は、玄界灘に浮かぶ沖ノ島(別名:海の正倉院。島のモノは全部国宝と言われるね。神職しか上陸できない女人禁制の島)にある沖津宮、筑前大島にある中津宮、そして宗像市田島の辺津宮という3社の総称。 沖ノ島の沖津宮には行けないけど、中津宮と辺津宮はいつか参拝したい。海洋豪族・宗像氏のことを調べるのもワクワクするww


こんな感じで氷川神社の参拝記事は終了っ
次回は最終回。お昼ごはんだよ〜!


氷川神社2 [埼玉]

今日から武蔵一宮 氷川神社に行ったときの話らしいにゃ〜。

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ホントは相方クンが出張中に埼玉県の氷川神社に参拝するつもりだったんだけど、
高校1年までは埼玉に住んでいた相方クンが、それは行きたい!というので時間が出来るのを待ってました。そして 9 月 30 日、大宮に向けて出発したのでした。

出発前にあったヒトコマ。
突然相方クンが「やばいかも」と言って何か検索を始めたのだ。サッカーの試合があると大宮が混雑するのではないかって言うのよ。
意味がわからないのでポカンとしていると、氷川神社のエリアには Jリーグのサッカー場(NACK5スタジアム大宮) があるんだって。

「埼玉のサッカーチームは浦和レッズでしょ? ホームグラウンドは浦和にあるんじゃないの?」
「なに言ってんの。大宮アルディージャがあるじゃん」

えーっと知らなかったです ^−^; エヘヘ
まあ、リュカは知らなくても仕方ないよねと言われてしまったわ。この日に試合はなかったようで、安心して大宮に出掛けたのでした。



大宮はおそらく大学生の頃に一度だけ訪れてる気がする。でも駅前の歩道橋に立っていた記憶しかないので、うろうろ歩いてるわけではなさそう。なんで大宮に降り立ったのか全く記憶にございません ^ω^;
氷川神社までの道のり、もしも一人だったら大きい通りを行くけど、今回はひとりじゃないので、すずらん通りっていう細い通りを行ってみた^^



ちょっとレトロな感じ?
美味しそうなお店がいくつかありましたわ^^



大宮門街という商業施設も発見。
昔はこんなのなかったなーと相方クン。



お、どうやら参道に入ったようです。



看板を見てびっくり。こんなに長い参道!!
さすが武蔵一宮のチカラを感じます!!
氷川神社のご祭神はスサノオさん。稲荷神社や八幡神社は全国にまんべんなく広まっているけど、氷川神社に関しては関東(武蔵国)に集中している神社なんだよ。



それだけ聞くと地方の神社だねって思うかもしれないけど、明治天皇は東京入りしてわずか 4 日で氷川神社を武蔵国の総鎮守としたのだ。10 日目には大宮に行幸して、翌日に御親祭を執り行ったんだって。異例な出世を遂げた氷川神社のスサノオさん。
もともと出雲出身のスサノオさんだけど、関東の開拓神だからなのです。

そんな説明を相方クンにしようとすると、
「ほら、大宮アルディージャのお店(オレンジスクウェア)だよ」って。そうよね。彼は神様には興味はないもんね。久しぶりに大宮に来たかっただけなんだった(笑)



ポケモンGO のポケストップをくるくる回しながら参道を進んでいくと
境内図が現れました〜。うひょー、まじで広い〜〜!



そして祀られている神々。
じつは氷川神社に参拝したかった理由──もちろんスサノオさんへのご挨拶もあるんだけど……この看板の先頭に書かれている神様にご挨拶をしたかったのよ。



摂社のなかで真っ先に書かれている「門客人神社」の足摩乳(あしなづち)命・手摩乳(てなづち)命。このふたりはスサノオの奥さんであるクシナダ姫の父母。でもね、ほんとは……モゴモゴ
そんなわけで、この神社が境内のどんな位置にあってどんな祀られ方をしてるのか確認したかったの。門客人神社については後日書きます。

それにしても祀られている神々の名を見るに、ニヤニヤが止まらない。
常世や黄泉関係の神のなんと多いことか。
アマテラスさんは最後にチョコンだよ(笑)

ところざわサクラタウンに作られた神社のアマテラスさんとスサノオさん、ほんとに仲良くやっていけるのかしら?ww



いざ、初参拝!!


氷川神社 [埼玉]

やあ! ボクはコロル2世だよ。
ボクが登場したということは、これからはちょっとした旅日記になるかな?

東所沢の角川武蔵野ミュージアムにはピンチヒッターでベア・ドゥが登場したみたいだけど、この旅日記はその日からさらに遡って9月の出来事だよ。ボクが洗われる前の話なんだ。まだ頭に食べ物のシミは付けてないよ^^

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9 月 30 日、埼玉県の大宮まで出掛けてきたんだ。
広くて長い参道が続いていたよ。

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境内もすごく広かったよ。
さすが武蔵一宮の氷川神社だね。



スサノオさんにご挨拶をして、境内にいらっしゃる神様たちにもご挨拶だ。



神池には亀も居たんだけど、顔がとんがっていた気がするんだ。
まさかスッポンじゃないよね?(笑)



ランチを食べた店が、めちゃめちゃ美味しくて気に入ったよ。
どんな料理だったかは、本編のお楽しみだ^^



このお店に来るためだけに大宮に来てもいいかもしれない!って思ったよ^^




立石熊野神社 [東京]

「今日で今回の古墳巡りは最終回にゃー」

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葛飾区にある立石熊野神社。
かつては此処に円墳があったとのこと。でも現在はこの熊野神社の下に円墳は眠っているんだって。都区内の古墳は、どうしてもこういう感じのものが多いのかもしれないね。

もともとは 18m ほどの円墳で、須恵器や土師器が出土しているので、7 世紀後半のものと推定されているんだって。

神社のご神紋に関する説明も書かれてました。熊野の八咫烏+陰陽五行の五角形なのね。

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境内には大きなクスノキが。夫婦楠って呼ばれてるみたいです。



根元に出来ていたうろ(樹洞)の中には厨子のようなものが納められてました。
観音扉は閉ざされていたけど、どんな神様がいるのかな。竹の柵で厳重に覆われてました。

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この社殿の下に円墳があるのねー。



ちなみに、こちらのご神体は石剣らしいのですが、これは縄文時代の石棒なのでは? と、古墳研究の鳥居龍蔵博士は言っているんだって。まあ、石剣は縄文の後期から出現していて、石棒が変化したものって言われてるから、その考えも間違いではないのかもしれん。

朱鳥居の奥にあるのは稲荷社。
江戸時代に、もともとあった塚の上に盛土をして塚を作り直したみたい。わりと重要な塚だったのかしら。



境内にはポニー舎があったよ。



そして五重塔もあるらしい。なんでもあるんだなww



ちょっと逆光になっちゃった。
こぢんまりとした五重塔。可愛らしかったです。



浅間(せんげん)社もある!
富士塚のほうがこんもりしていて古墳チックだよねww



もちろん登頂してきました(笑)

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こんな感じで葛飾区の古墳巡りは終了。
見るからに「古墳です!」っていうものじゃなかったのは残念だけど、これが現状だよねー。

この神社のすぐ南あたりにある南蔵院。
その裏にも古墳があったらしいんだけど、現在はマンションが建てられたそうな。なので観に行くのはやめました。不審者に思われたくないしww

マンションが建てられる前に発掘調査をして、円筒埴輪・形象埴輪が出土したそうな。
6 世紀後半の古墳とされたそうですわ。

また時間を見つけて都区内の古墳散策をしてみようと思ってます。
ぼんやり計画を立てている場所も、現在は神社になっているみたいだけどねww


青砥の蕎麦屋さんでランチ & 熊野神社 [東京]

昨日の記事の続きだにゃ〜。

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東京都区内の古墳巡りの最中です。
柴又から京成金町線に乗って京成高砂駅へ。そこから京成本線に乗って青砥駅下車。

電車を待っている間に Google 先生で検索。
蒸し暑かったのでランチはサッパリと蕎麦がいいなーって思って、青砥駅周辺の蕎麦屋を検索して見つけたお店に向かいます。

「手打ち蕎麦かとう」というお店 ^^



ほぇ? 新そば(山形県産)? まだ早くない?って思ったけど良さそうな雰囲気なので入ってみるよ!



先客は二組。私は小上がり席に案内されました。靴を脱いでくつろぐ〜^^
蕎麦屋に来ちゃったらね、絶対何か飲んじゃうでしょう。アサヒとキリンがあったので、キリンラガーをもらいます!



蕎麦を注文する前に玉子焼きを注文。ふわふわで美味しい〜!
卵本来の味を楽しむ感じの玉子焼きでした。



二八のせいろ。コシもあって美味しい。
そして此処のお店のつゆが好みでした! どちらかというと甘くてマイルドなつゆなんだけど、風味が良かったなあ。気に入ったぞ!



食べたあと、次の目的地を検索するのです。目指すのは熊野神社。
此処にも古墳があったらしい。初めての場所なので、時間がどのくらいかかるのか全く分からん。



でも Google 先生なら、だいたいの時間を教えてくれるのでありがたい。
徒歩 10 分なら楽勝だな。とは言っても、方向音痴がスムーズに目的地に辿り着くためには、細かい道を通ったら駄目!
多少遠回りでも、大きな通りを行くのが正解なのだ(笑)



というわけで、私は赤い線の通りを行くことに決めました。
大きな道なら帰るときも分かりやすい^^



迷うことなく熊野神社に到着〜!



この熊野神社は、都内唯一の安倍晴明ゆかりの神社なんだって。
全然知らなかった!



999 ~ 1003年頃、晴明が紀州の熊野三社権現を勧請したと言われてるそうな。
この土地に立ち寄った清明が、水害に悩まされていることを知り建てたんだって。



境内の敷地は陰陽五行説に従った、五行をかたどった五角形になっているんだよ。
現在は敷地内に幼稚園も入ってました。結界に守られている幼稚園だねw



次回に続きます。


柴又八幡神社 [東京]

東京都区内の古墳巡り。
今回訪れたのは葛飾区の柴又八幡神社。初参拝!

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柴又帝釈天周辺も、奈良〜平安時代の遺構や遺跡が発見されてる場所なんだって。
この八幡神社も江戸川から微妙に高い場所にあって、戦前から社殿裏に石棺状の石組みがあったのは知られていたんだそうな。そして八幡神社に円筒埴輪が保管されていたので、古墳だろうって言われていたみたい。



昭和40年から数回にわたる調査の結果、円墳であることが判明。6世紀後半の古墳時代後期に構築されたものだろうとのこと。平成14年には鍔(つば)付き帽子をかぶった下総型埴輪が出土。
帽子をかぶった姿が『男はつらいよ』の寅さんの姿に似てるので「寅さん埴輪」と愛称が付けられたんだって。下の写真 ↓ では、右が寅さん埴輪。



まずはご挨拶をしないとね^^
まっすぐの参道は気持ちいいね。



ご祭神は誉田別尊。応神天皇のことネ。
それから建御名方尊だって。へぇ〜、タケミナカタ! 諏訪に封じ込められた神様じゃん。いつからご祭神なのかは分からないけど、まぁ軍神として崇められてるから、この界隈には合ってるのかもしれないな。(意味不明よね。ごめんww)



初めましてのご挨拶。社殿の下に石室は眠っているようです。
社殿の裏手に向かうとき、八幡神社宮司の言葉が刻まれた石碑を見つけたよ。



尊い祖霊が一千数百年前からこの八幡神社の社殿の地下に鎮斉されていたので、その御遺骨と御遺品を島俣塚の御称号のもとに奉安したという内容。感謝を捧げる言葉が綴られてました。
此処からは遺骨や埴輪、直刀、馬具、須恵器などが見つかったみたいだよ。



この地に眠っていた人に思いを馳せて手を合わせてきました。
どんな人物だったのかなあ〜。柴又八幡神社は、柴又村の鎮守みたいなので、もちろん柴又地域を治めていた豪族なんだろうね。



しかし、見つかった埴輪などは何処で見られるんだろう?
葛飾区役所に問い合わせたら教えてくれるのかな……問い合わせてないけど(笑)

この古墳が造られた時代は、ヤマトが中央集権体制を強化する律令の時代。
戸籍制度で人々を土地に縛り付けて税の徴収を行っていた時代。
この頃、葛飾区は下総国に属してて、現在の柴又は「嶋俣の里」(しままたのさと)って呼ばれていたんだって。

そして正倉院文書の戸籍によると、此処は孔王部(あなほべ)という姓を名乗ってる人が殆どだったそうな。そして刀艮(トラ)と佐久良売(サクラメ)って名前の人物が記載されてるらしいよ。
私は『男はつらいよ』を見てないので詳しく知らないんだけど、トラとサクラ。ちょっと因縁チックな内容が古墳の本に書いてありました ^m^

古墳の埋葬者も孔王部(あなほべ)さんなのかなあ?



境内にあった祠。
誰が祀られてるのかはとくに書かれてなかった記憶が。どんな神様が坐るのかな。



時間を見ると 11 時半を過ぎたところです。
この界隈でお昼にしようと思って参道をうろうろしたんだけど、イマイチ惹かれる店がない。

前に帝釈天を訪れたときは焼き鳥屋さんでビールと焼き鳥にしたんだけど、この日もすごく蒸し暑くてね。焼き鳥っていう気分じゃなかったのだ。

しばらくうろうろしたんだけど、今回はこの界隈はパスして、次の目的地に向かうことにしました。京成線に乗って青砥で下りるの。そのあたりでランチにしようかな。

というわけで続く。


柴又の山本亭と帝釈天 [東京]

ソファーを通って窓側にあるクリアボウルに向かうあおくんです。

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「今日からまた古墳探しの記事にゃんだって。数日間はボクの出番はナシにゃ〜」



9月14日。
前日、浅草の古墳かもしれない探索をしたので今日は柴又へ。



柴又八幡神社。ここの境内に古墳があるのです。
京成線に乗って電車のなかで地図をチェック。柴又は帝釈天方面には何度か来ているけど、八幡神社は初めて。ズームして、境内の様子も頭に入れました。



ところが!
改札口は1つで、駅を出てみると方向音痴の法則(?)で、帝釈天方面に歩いている私ww

うーむ、時間に追われているわけでもないから、ちょっと帝釈天にご挨拶でもしていくか。そう思って歩き始めたら、何故か帝釈天じゃなくて山本亭に向かっているよww
山本亭に呼ばれてるってことか?(笑)

到着したのは山本亭。
来るのは 2 度目かな?



山本亭は、地元ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)の創立者である山本栄之助翁の自宅とのこと。大正末期から昭和初期に増改築された当時には珍しい二世帯住宅なんだって。ここのおうち、広々していて落ち着ける雰囲気で結構好き^^

入館料 100 円を払って中に入ります。

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広々した空間。素敵でしょ?



建物内には土蔵もあるのだ。入れないけどw



お庭も素敵なのです。
米国の日本庭園専門誌でもこの庭はランクインするんだとか。



この和室でのんびり庭を眺めるのも良しなのです。



葛飾区在住の福田千惠(せんけい)さんという日本画家の作品『花菖蒲』も飾られているよ。画の前に座ってしばし眺める。



鳳凰の間は山本亭唯一の洋間。



天井も高いんだよ。

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でも私は和室でのんびりしたい派ですw
……などと言ってる場合じゃなかった。今日は古墳を見に来たんだから!

というわけで山本亭を出て、柴又八幡神社に向かうんだけど……



いちおう帝釈天にもご挨拶しておこうね(笑)



日蓮宗の経栄山題経寺。
前に訪れたのはいつだったかなあ? けっこう前のような気がします。
調べたら 2018 年だったわ。



ここの彫刻ギャラリーが見事なんだけど、今回はパス。
なにせ今日の目当ては古墳ですから(笑)



今度こそ、寄り道せずに柴又八幡神社に向かうのです。
つづく。


牛嶋神社 [東京]

今日で浅草界隈の散策日記は終了にゃ。

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浅草寺をあとにして向かったのは墨田区の牛嶋神社。
葛飾北斎が『須佐之男命厄神退治之図』を描いて奉納した神社。参拝するのは初めてなのだ。

北斎の描いた作品は関東大震災で焼失したんだけど、明治43年に刊行された「国華」に掲載されていたモノクロ写真をもとに、最新技術をもちいて推定復元されたものは、すみだ北斎美術館で観ることが出来るよ。

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この牛嶋神社、ご祭神はもちろん須佐之男命。それから天之穂日命・貞辰親王命だそうな。明治の神仏分離令で「牛嶋神社」と名前が変わったけど、それ以前は「牛御前(うしのごぜん)社」と呼ばれていたんだって。神仏習合の頃は牛頭天王とも関わりがありそうだ。



鎌倉時代には浅草寺に牛のような妖怪が現れて、この神社に飛び込み、牛鬼は神として祀られたという話もあるみたい。牛鬼は牛頭天王(= スサノオ)だったのかな?(笑)

ここの神社の鳥居がすごく変わっているのです。三ツ鳥居なの。



このアングルの方が分かりやすいかな?
明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたものなのだ。別名、三輪鳥居。



三輪って聞くと、奈良の大神神社が浮かんじゃうねww
三輪山の拝殿と禁足地の間にも結界として三ツ鳥居があるとのことなので(しかも重要文化財)、いつか参拝したときに見てみたいなあ〜。

社殿も関東大震災で被害に遭ったので、昭和7年に今の場所に遷座して再建されたみたい。



太くて立派な足の狛犬さんをパチリしていたら……



銀杏の木に沢山の実がなってる!!
うわー! 銀杏拾いしたいww



鳳輦 (ほうれん) が飾られてました。
5 年に一度の例大祭では牛にひかれて町内を巡るみたい。



撫牛も居た!
自分の体の悪い部分を撫で、牛の同じ所を撫でると病気が治ると言われる撫牛。ここの撫牛は心の病も治ると信じられてるんだって。



この撫牛は文政8年頃(1825)に奉納されたもので、それ以前は牛型の自然石だったらしいよ。
そして狛犬ならぬ、狛牛!



狛牛は初めて見た気がするわ^^
ちゃんと阿吽になっているのか見てくるのを忘れたので、今度また参拝するときに観察してきます(笑)



なにせ暑くて暑くて^^;
ペットボトルのお茶も飲み干してしまったので、干からびないうちに帰ろう。
最初は三囲(みめぐり)神社にも足を伸ばそうかと思ったけど無理ww

この牛嶋神社、昭和7年に此処に移転してきたわけなんだけど、もともとあった場所には古墳かもしれないと言われた塚があったそうな。現在は消滅しちゃったみたい。



家に帰ってシャワーを浴びてスッキリ!
こんな感じで浅草界隈の「古墳かもしれない」散策は終了。
翌日は柴又の古墳(こっちは調査で埴輪も出土してる)に行ってきました。その記事はまたそのうち^^


……後日、9月17日、もう一度牛嶋神社に行ってきました。
神輿がたくさん出ていたよ〜。
狛牛は阿吽になってなくて、どちらも口は閉じてましたw


浅草寺の弁天堂 [東京]

昨日の記事の続きだニャ〜。

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浅草の「古墳かもしれない」場所を散策する旅w
待乳山聖天をあとにして訪れたのは浅草寺。

時間は 14 時過ぎだったので、観光客で賑わっている浅草寺です。ま、今回は「古墳かも」探しなので混雑してる場所はスルー。本堂へのご挨拶もナシです(笑)
五重塔を横目に見ながらチャリをコロコロ転がして……



目的地は此処。地図右下の弁天山。


公式サイトより拝借

全然意識してなかったけど、此処もたしかに小高い丘なのよね。



公式サイトによると、かつては弁天山の周りは池があったみたい。古墳時代に池があったのかは謎だけど(笑)
もしも古墳だったらお墓の上に立つわけなので、心の中で「失礼します」と声を掛けてから石段を上って、上から見下ろしてみた。



弁天さまにご挨拶。
古墳なんですかねえ? って聞いたけど、答えはなかった。(当たり前だ)



お隣にあるのは時の鐘。
早朝散策をしたときに 6 時になると此処の鐘が鳴ります^^



待乳山聖天も、この弁天山も、古墳の可能性があると唱えた鳥居龍蔵には申し訳ないけど、私には古墳なのかは全く分からないな。
でも、もしも古墳だったら、この界隈に 5 〜 6 世紀くらいに有力豪族が居たってことなんだよねえ。どんな豪族だったのかなーなんて想像するのも面白いな。浅草寺創建に関わりのある人たちだったのかなー。

いつも散策する浅草寺。これからはちょっと違う見方で楽しめそうです。
さて、この日もめっちゃ蒸し暑かったので、そろそろ家に帰ろうと思ったんだけど……ふと思い出して、もう一箇所立ち寄ることにしたのでした^^

浅草のある台東区から隅田川を越えて、墨田区側に行きますよ〜。


*** おまけ ***



東武線の浅草駅近くにある九曜星。焼き鳥屋さん^^
ここの鶏雑炊が美味しくて好きなのだー。もちろん焼き鳥も美味しいよ!
でもすっかり昼飲み人間になってしまったので、このお店にも何年も来てません。

そのうち来たいな〜と思いつつ、夜に出歩かなくなったからなあ ^ω^;