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竹生島参拝ですよー [滋賀]

その昔、二つの山が背比べをした。
伊吹の神が宿る伊吹山と
浅井姫が棲むという浅井山。

ある夜、どうしたことか浅井山の背が急に高くなり、次の朝になると伊吹山を見下ろしていた。

「ゆるしがたし!」

怒った伊吹の神は浅井姫に斬りつけた。
浅井山の頭は切り落とされ、琵琶湖の中へ転げ落ちた。
それが今の竹生島である。 (竹生島 琵琶湖に浮かぶ神の島より)

竹生島

*****
山の背比べのオハナシは各地にあるね(笑)
琵琶湖に浮かぶこの島に昔々の人は神々しさを感じたんだね。船の安全な航行を祈る対象とされ、水神として祀られていたようです。

そこに神道が入ってきて、浅井姫命(あさいひめみこと)という神が祀られて、奈良時代に大陸から入ってきた仏教で四天王像が安置されたんだそうです。平安中期には天台宗の僧がたくさんやって来て修練の場所になり、平安後期には観音巡礼が風習化して、その頃に弁財天信仰も定着したんだって。

さあ、参拝!

竹生島は日本で最初に弁財天信仰が根付いた島。
江ノ島や厳島の弁財天は竹生島の影響を受けて勧請されたものなのだ。さあ、参拝しなくちゃ!

いきましょう

わたしが竹生島の存在を知ったのは、20代の頃。
滋賀県にある吉田酒造の「鳰竹生嶋」というお酒との出会いがきっかけでした。いつか行きたいな~って思っていて、今回叶って良かったわ^^

ちょっと急な階段をのぼっていって、宝厳寺(ほうごんじ)の本堂に到着!
弁財天堂と呼ばれてます。お線香の良い香りがして落ち着く空間。

綺麗だね

ここで、先代猫ゆずくんの仏壇用のお線香を買いましたわ^^
三重塔も美しいよ。

どーん

この塔の奥に宝物殿がありました。ここに展示されていた弁財天像は、東京の展覧会にも来ていたので何年かぶりでの再会でしたわ^^

気持ちいいね

宝厳寺は、西国三十三所観音霊場第30番札所。
地元の人(とくに、現在は長浜市となった旧浅井郡に住む人たち)は弁財天信仰で、遠方の人は観音様にお参りするために島に来るんだとか。

なるほどねー

今回、国宝の唐門を見るのも楽しみにしていたのですが、なんと!修理中でした!(笑)

きゃーw

この唐門は、1602年に豊臣秀吉の霊廟を移築したものなの。
通称、極楽門。

覆われている

この極楽門も、もともとは大坂城の極楽橋の唐破風造部分で、それを豊臣秀吉の霊廟に移築したと言われてるのだ。秀吉ですからね。さぞかし華やかなんだろうな。

はやく完成してね^^

秀吉は一般には竹生島を信仰していたって評されているんだけど、実際は竹生島の支援は金品の提供にとどまっていて、儀礼に参加するなどの宗教的支援は皆無だったんだって。彼の竹生島信仰は、領土支配の一環だったみたいです。

秀吉の霊廟からこの門を移築してきたのは誰だったのかなあ?

修理ちう

修理工事がいつまでって書いてあったか忘れてしまったけど、ピカピカになった門を見られる日が来るのが楽しみだよ。平成30年だったかしら?

今は渋く

この国宝の舟廊下を渡れば、都久夫須麻(つくぶすま)神社だよ。

つづく。

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