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浦嶋神社と、本日のお宿「昭恋館よ志のや」 [京都]

本日の宿に入る前に、もう一カ所だけ行きたい場所がありました。それは浦嶋神社です。別名、宇良(うら)神社。

到着

名前の通り、浦嶋伝説が伝わる神社ですよ。日本書紀では、浦島太郎は実在の人物として描かれています。元伊勢籠神社の宮司である「海部氏」によるとモデルは彼らの祖神、彦火明命。海部氏は自分たちは渡来人だったと言っているのだそうです。
(※ 浦島太郎のモデルは、田道間守や日下部氏など諸説あります)

おじゃまします

ご祭神:浦嶋子(浦嶋太郎)
相殿神:月讀命、祓戸大神

お。ここで登場です。ツクヨミノミコト。
古事記によると、黄泉の国から帰ってきたイザナギさんの禊ぎで、イザナギさんの右目から生まれた神様。ちなみに左目からはアマテラス、鼻からはスサノオです。

月讀命って、記紀にあまり登場しないから謎の神様。
でも此処、丹後地方には謂われがありまして、浦嶋子の大祖が月讀命だっていうのです。

傷んでます

余談ですが、海部氏関連の本を読んだときに気になる記載があって、それは海部氏が祀っていた豊受大神は同時に月神だということ。豊受大神とツクヨミに分離させられたって。もしそうだとすると、伊勢神宮で外宮の千木&鰹木が男性の神を祀った形になっているのは納得かもーなんて思ったのでした。海部氏は「わたしどもの神は歴史の裏に隠されています」と言ったそうです。

ツクヨミさんのことは、もっともっと知りたくて、でもあまり記載されてるものがなかったので、浦嶋神社にゆかりを見つけることが出来たのは嬉しかったのです。こんなふうに見ていくと、記紀ではツクヨミさんはアマテラスやスサノオと兄弟になってるけど、本来は違う系統の神様だったのではないかなー。

雰囲気あるでしょ

この浦嶋神社。825年に浦嶋子を筒川大明神として祀ったのが始まり。そして筒川大明神として祀ったのは、小野篁と言われてます。なぜ「筒」って名前をあてたのか。「筒」=「星」=不吉と朝廷が思う対象・・・っての住吉大社で見てきているので、深く探りたい衝動にかられますww
由緒書きには、社殿が北極星を向いていて、北極星信仰があると書かれてました。やはり星には関わりがあるらしいね。どうして川の名前も筒川にしたのかなーって思って調べてみると、昔は筒川村というのがあったのね。しかも竹野郡と言うかぐや姫伝説の場所に。うーん、気になる。

丹後半島は、翌日見てきた資料館で、深く朝廷と関わりがあるってのは分かったけど、仲良しってわけではなさそうだし、一筋縄ではいかなそう。
浦嶋神社は「宇良神社」って書かれてるし。ウラって言うのは鬼のことで鉄と関わり深いし・・・今後も調べてみようっと!

あ、ちなみに「シマコ」っていうのは、日本と海外の通交の要衝に置かれていた監視職のこと。丹後にも、朝鮮半島の玄関口として「シマコ」が配されていたんだそうな。だいぶ私たちが知っている浦島太郎の物語とはかけ離れてきたよw

でも浦嶋神社の宝物展示室には玉櫛笥二合(玉手箱)があるんだって。見たかったんだけど、この日はダメでした(ToT)
基本予約制とのことなので、どなたか見てきたら、どんなのだったか教えてくださいー。

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本日見るべき場所はクリア!というわけで、お腹も空いたし温泉にも入りたいし、宿へ向かいますよ!日も傾いてきて、どんよりした日本海らしい景色が広がります。

冷えてきたよ

こういう荒波を見ると、うら寂しい気持ちにもなるけど、なんか懐かしい気持ちにもなる(笑)

演歌の世界

コロル2世を撮ってるのをパチリされてました。

コロル君劇場

さて。本日のお宿。昭恋館よ志のやです。
17時。チェックインの時間ぴったりに到着です。

ほうほう

なかなか綺麗なお宿でしたよ。

ロビー

お部屋はこんな感じ。ホットカーペットが敷いてあって温かいです。

お部屋だよー

部屋からは海が見えます!

荒波

仲居さんがお茶をいれながら、「これからの季節、山陰は太陽を見なくなりますよー」と言ってました。そして、港に見えてる4隻の船だけが日帰り漁で、間人ガニをとることが出来るんですよと教えてくれました。

そんな貴重で高級ブランドの間人ガニ!
夕飯でチョットだけ食べちゃうのだ!楽しみーーー^^

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昭恋館よ志のや
https://www.taiza.jp/

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