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日帰り千葉ドライブ:風土記の丘資料館つづき [千葉]

今日で8月も終わりなのに、まだ千葉ドライブ記事なんだにゃ。
ボクたちの出番はまだまだ無さそうだにゃ〜。

IMG_2004.JPG



昨日の記事の続きです。
千葉県の風土記の丘資料館でのお勉強も続きます。



千葉に見られる主な古墳。こんなに点在しているんだ〜!
さすが古墳の数、全国 4 位!
あちこち行ってみたいけど、千葉の広さを今回のドライブで実感したので、なかなか厳しそうです(笑)

さてさて。
この資料館には千葉県内で発掘された旧石器時代からの出土品もいろいろあるので、お次はそれを観ていきます。個人的には縄文時代のものをいろいろ観たい^^

ホモ・サピエンスが出現した場所はアフリカ大陸。このブログはよくホモ・サピエンスが出てくるよねと、自分でも思うww



ホモ・サピエンスは氷河期の末期に現在の日本列島に辿り着くわけなんだけど、そのルートは主に3つ。

道民の私にはお馴染みの「北海道ルート」2万5000年前
九州のみなさんにはお馴染みの「対馬ルート」3万8000年前
そして一番南方の「沖縄ルート」3万5000年前

このパネルは 2019 年の著書を参考に作られたみたいだけど、2022 年の段階でホモ・サピエンスが日本列島に来たのは約 4 万年前になってます^^
(どこのルートの年代が修正されたのかは、本を再読してないので分からないです。ごめん)

黒曜石を観ると意味もなく興奮してしまうのは何故だろう。
当時の人間にとってはとても貴重な石。この艶に惚れるww



石器や剥片を順番に観ていくと、段々と加工に変化があって面白い。剥片はより鋭利になっていたよ。
千葉の房総半島は、古富士火山の噴火で、火山灰が何層にも滞積している場所。
屏風ヶ浦でもミルフィーユ状態を実際に見たけど、三層の関東ローム層で生成されてるんだって。

下層:下末吉ローム層
中層:武蔵野ローム層
上層:立川ローム層(旧石器時代の人の痕跡あり)

かなりの数の剥片、石鏃も観ていくと…あ!土偶!
いつのまにか展示は縄文時代に移っていたww
土偶は縄文時代に作られた土製の人形です。



まさか縄文早期の土偶が此処で観られるとは思わなかった。
トーハクで土偶の勉強(?)をしたとき、縄文早期の土偶が見つかるのは関東が圧倒的に多いって知って、見てみたいな〜って思ってたのです。

成田市・木の根拓実遺跡出土のものだって。
土偶が作られ始めた頃は、とても土偶に見えない形なんだなあ(笑)

草創期や早期から土偶は作られてるんだけど、形はまだ三角形みたいな抽象的なものだったみたい。中期以降に少しずつ写実的な表現になって、後期や晩期には教科書でお馴染みの土偶のような形が登場するよ。

絵画の世界だと、昔が写実的で、だんだん現代アートのような抽象的なものが出てくるかな?って思うんだけど、土偶は違うんだね。ま、子供が描く絵も最初はいびつな丸とか単純なものからスタートか(笑)



このへんのものは、土偶!って感じがする ^m^



房総半島の縄文人の食事を紹介した展示もありました。



このパネルを見ると、夏には貝や魚を捕り、冬は鳥や獣。
春や秋は植物。種類もけっこう充実してるよね。ジャンキーなものや糖質多めの食事をしてる現代人よりも栄養価も高そうw



縄文土器、この文様は珍しいんじゃない?
私は初めて見たかもしれないです。縄文早期の土器だって。



縄文土器の文様も紹介されていて参考になる!



縄文土器も、長〜い縄文時代のあいだに形も変化していくんだよね。
(縄文時代って約1万年も続いたからね)
定住生活が確立していくと土器の底も平らになっていくみたい。



市原市で出土した縄文中期の取っ手付き土器。
ヘビがあしらわれているよ。かなり好みでした^^



千葉県内で出土した弥生時代の土器や銅鐸、銅鏡、はにわ、古銭などかなりの点数が展示されていて見応えがありました。相方クンは基本、こういうのには興味ないので休憩宇ペースで帰りの道の渋滞情報検索などをしてた模様。このときはまだ、成田山にも行って梅吉くんのことをゆずに報告しようって思っていたからさ。

さて、それじゃいよいよこの資料館の周りにある古墳を見に行きますか〜!

しつこく続くww