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憧れの浄瑠璃寺を楽しみました [京都]

京都と奈良の境目にあると言っていいのかな。
浄瑠璃寺。

このお寺を知ったのはもう何年も前。
昔の美術番組の再放送で観た 9 体の阿弥陀如来坐像。夕日に輝いていてまさに極楽浄土を見ているかのような光景。もうズキュン!!!っと惚れたのでした。

やっと・・・やっと行けるんだ~!
そしてこの時期は、吉祥天立像の特別ご開扉 (^ω^)b
駐車場に車を停めて歩き始めるとすぐに猫ちゃんに遭遇。

ネコちゃん

ににゃーーんとご挨拶をして、浄瑠璃寺を目指します。
うきうきと足取りの軽い私。

てくてく

観無量寿経によると、人間はその生前の行為に応じて 9 段階の往生の仕方があるんだそうな。
そしてその 9 つ、どこの道を辿っても極楽浄土へ行けるように、阿弥陀さまは 9 つの道に居て迎えてくれます。(九品浄土について簡単に書いちゃいましたw 詳しく知ってるわけではないので許してね)

ここ、浄瑠璃寺は 9 体の阿弥陀さまがズラリと並んでいるの。
全部国宝! そして、三重塔と本堂と浄土式庭園が平安時代のまま揃っているのは、ここ浄瑠璃寺だけなのです。
よくぞ、数々の兵火から逃れてきたものです (感涙)

ずっと来たかったんだ〜

境内に入ります。
すぐに本堂に向かいたくなるのをグっと堪えて、まずは三重塔へ。
ここに安置されているのは薬師如来さま。

れっつごー!

薬師如来さまは、東方浄瑠璃世界に住んでいて、現世の苦しみを取り除いてくれる仏さまなので、まずはコチラからご挨拶。そのあと浄土式庭園を通って、あの世である西方極楽浄土に居る阿弥陀如来さまに会うために本堂へ行くのです。

真言

薬師如来さまの姿を見ることはできなかったけど、真言を唱えてきたよ♪
薬師如来さまの真言は覚えてるのだ!(笑)

きれい~

色づき始めた木々の葉。気分が落ち着きます。
庭園を眺めながら、本堂へ向かいますよ。

庭園です~

こちらが本堂。この建物自体も国宝です。
そしてこのなかに、会いたかった阿弥陀如来坐像が 9 体いらっしゃいました。

わーい

阿弥陀如来さまの真言はどうしても覚えられなくて・・・ごめんなさいって心の中で謝ります。
それぞれお顔が少しずつ違って、どの仏様が好みかな~なんてマジマジ観ちゃった(笑)
左から 3 番目の阿弥陀さまが好みだった記憶が・・・w

阿弥陀様
【パンフレットより】

昔々、藤原道長という人が居ました。
その道長が生きていた時代は末法思想が広がり始めたころ。その道長は晩年、法成寺の建造に力を注いだの。そのお寺は、大火・兵火で焼けて影も形もなくなってしまいましたが、やっぱり 9 体の阿弥陀さまが居たそうです。浄瑠璃寺の阿弥陀さまはこの寺の阿弥陀さまのミニ版なのでは?と、文学者&哲学者の梅原猛は云ってます。

きれいだね

特別ご開扉の吉祥天立像も本当に美しかった。
わたし、もっともっと小さい像を想像していたら、案外大きくてビックリ。
着物の裾がたなびいている感じなんかも、とっても優雅でした。

どんな像? と興味が湧いた方は →コチラ← をどうぞ。Wiki の画像にリンクさせてみたけど、見られるかな?

ゆずにお土産

此処ではお守り授かっちゃいました♪
あとは、ゆずのお仏壇で焚くお線香も (^-^)

はー、来て良かったな。浄瑠璃寺。
ほんっと素敵だったな~~と思いながら本堂を出ると、なんか目の前にチラチラ青白いものが。マジマジ見ると、雪虫みたいなものが。

見える?

雪虫って、北国だけのものだって思っていたけど、奈良にも居るんだね。
写真 ↑ の真ん中右寄りの青白い丸い物体です(笑)

車を停めたところに戻る途中、無人の漬物やさんがあったの。
100 円を貯金箱 (?) に入れて、赤い蕪の漬物を買ったよ。

おいしかった

このあとは春日大社に行くつもりだったのですが、時間もあるのでその周辺も見ることに。
相方君、東大寺も興福寺もほとんど記憶にないって言うので、せっかくなので行くことにしたのでした^^

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浄瑠璃寺
京都府木津川市加茂町西小札場40
9:00~17:00
10:00~16:00 (12月~2月)

秘仏公開
【パンフレットより】

【秘仏開扉】
薬師如来像
毎月8日、正月三ケ日、春分、秋分の日(好天に限る)
吉祥天女像
正月元日~15日、3月21日~5月20日、10月1日~11月30日
大日如来
毎年正月8日、9日、10日

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あおくん

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