九州旅行その4 夜神楽 [宮崎]
高千穂神社で毎晩 20:00 から行われている夜神楽。
天照大神が天岩戸に隠れた折、岩戸の前で天鈿女命が面白く舞ったのが始まりと言われている神楽。ここで行われます。
毎晩舞われている神楽は一時間なので、本来なら夜を徹して 33 番の夜神楽が実施されるのですが、その中の 4 つの舞を公開しているようです。
舞台はこんな感じ。
神楽鑑賞は初めてなので、ドキドキです!
演目は
1)手力雄(てぢからお)の舞
2)鈿女(うずめ)の舞
3)戸取りの舞
4)御身体の舞
さて、1 つ目の演目が始まりました。
天照大神が天岩戸に隠れてしまった為に、世界は暗くなりました。
手力雄が天照大神を探しているところです。
天岩戸のあたりで音が聞こえないか耳を澄ませている様子などがわかって面白かったです。
天照大神が岩戸の中に居ると判断した手力雄。
満足した様子で去っていきました。
そして鈿女の登場です。
岩戸に天照大神が居ることがわかったので、岩戸の前で可笑しく舞って、天照大神を岩屋より誘い出そうとしています。
この舞、すごく難しいらしくて、これを舞えるまでには 5 年はかかるとか。
すごいねー。
見た感じ、そんなに難しそうに見えなかったんだけど、実際は大変なんだろうな~(笑)
鈿女の舞が終わった後は、またまた手力雄が登場。
今度は赤い顔をしています。
岩戸を取り除いて、天照大神を迎えだす舞いだそうで。
「ふぬううううううう!」と力を入れて岩を持ち上げるので、きっと赤いお面をかぶっているんだね。
途中、汗をぬぐいながら岩を持ち上げる手力雄。
なかなか迫力がありました。
めでたく岩戸が取り払われて、天照大神に代わる鏡が姿を見せました。
この世に光が戻ってきたね^^
ここでいったんコマーシャル!ならぬ、高千穂神社の人が登場して、
冊子やお守りの宣伝などをしていました(笑)
喋りが面白くて、みんな大笑い。
最後の演目は、御身体の舞。
イザナギとイザナミの二神がお酒を造り、仲良く飲んでいるうちに酔っ払って・・・
なーんと、舞台から降りてきて、イザナギは女の観客に抱きつき、イザナミに怒られ、
そしてイザナミは男の観客に抱き、イザナギに怒られます(笑)
近くに来て貰うと、観客も盛り上がります。
これ、本来は夜中の 2:00 頃にやる演目だそうで。
みんなが眠くなる頃、起こすという意味合いもあるのかもしれないねー。
抱きつかれた人は、良いことがあるみたい。
残念ながらイザナギ、私のところには来てくれませんでした~(笑)
舞台に戻った二神。
酔っ払って寝込んだイザナギを、イザナミが引っ張りながら退場。
もう大拍手ですよ。
面白かった~~~~!
神楽ってものすごく敷居が高いイメージだったんだけど、
そんなこと無くて親しみやすかったです。
今回は入門編って感じなのかもしれないけどね(笑)
また観にいきたいな~~~。
東京でも神楽観られるところがあると思うので探してみようと思いました。
そんなわけで、旅行日記はその5 に続くのでした。
次は早朝の国見が丘でございます。
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