国生みの沼島に上陸 [兵庫]
淡路旅行。沼島に向けてフェリーが出ました。
今回も古事記のお話からです。興味のない人はスルーしてね^^
【船内はガラガラww】
高天原(たかまのはら)と呼ばれる天の高いところに誕生した三柱の天つ神は、「地上の有様を見るに、まだ脂のように漂っているばかりである。おまえたちはかの国を人の住めるように作りあげよ」と言って、イザナギ&イザナミに天沼矛という美しい矛を授けました。ここで既に「人」という概念があるのがチョット可笑しいよね。これに関してもいろいろ解釈があります。
イザナギ&イザナミは天と地の間にかけられた天浮橋の上に立って、矛を海の上に脂のように漂う物の中へ突き下ろしてぐるぐる掻き混ぜました。そのうちあぶらが煮固まるように、「こおろこおろ」と凝ってゆき、矛を引き上げると矛の先を伝って一滴一滴と潮がしたたりおちました。それが積もりかたまって、ついに島となり、この島を「おのごろ島」と呼んだのです。漢字で書くと淤能碁呂島や自凝島。これは自ら凝り固まったって意味かな。(日本書紀では磤馭慮島)
イザナギ&イザナミはこの島に降りたって、日本の国(島)を産み、そのあとたくさんの神を生んだのでした。ちなみにイザナギ&イザナミが産んだ島に北海道や沖縄は入ってないよ ^ω^
おそらく当時(古事記の編纂を始めた天武天皇の頃)、朝廷の勢力が及んでいた地域を 2 柱が「生んだ」ということにしたみたいだね。
※ 大きな島が本州、右の方が九州
イザナギ&イザナミがたくさんの国と神を生んだ「おのごろ島」が淡路島の南の方にある「沼島」だと言われてます。
沼島の民俗調査報告書によると、まず古代海人族が黒潮に乗ってやってくる。このとき彼らにはタブーがあって、直接大陸には上陸しないで、まず拠点とする小島を探すそうな。
彼らは海人族。農耕はしないので平野は求めないけれど、舟が着けられる砂浜は絶対に必要。水があり、彼らの神を祀るにふさわしい山があるのが条件のようで、沼島はその条件に叶う島だったみたいです。
実際に歩いてみたけど、いかにも港町って感じだし、おのころ神社があるのは小高い山の上でした。
海人族は沼島を拠点として、淡路本島、阿波、紀州など活動範囲を広げていったようで、その伝説が古事記の国生みの神話の原型になったと考えられているそうな。大和朝廷はそんな彼らの功績も自分たちの神話にしていったんだねえ(笑)
・・・と、遠い昔の海人族に思いを馳せ、到着したのが沼島!!
ここの滞在時間は1時間50分の予定。
絶対に行きたいのは「おのころ神社」です。もっともっと時間があれば港と反対側にある山の大神社や、イザナギ&イザナミが婚姻をおこなったと言われている上立神岩まで行きたかったけど、断念しました。
ちなみにコチラが上立神岩です。
【あわじウェブドットコムより】
ターミナルからすぐのところにあったのが弁天社です。
水に関係する神様だからね。泉、島、港湾の入口に弁天社が築かれることが多いです。なかなか立派な社だよ。
島に上陸したご挨拶をしました^^
さて、島内散策開始です〜!
***** おまけ *****
活字ばかりで疲れちゃった人へ。カレーの写真です(笑)
最近好きなカレー屋さんでの飲みww
今回も古事記のお話からです。興味のない人はスルーしてね^^
【船内はガラガラww】
高天原(たかまのはら)と呼ばれる天の高いところに誕生した三柱の天つ神は、「地上の有様を見るに、まだ脂のように漂っているばかりである。おまえたちはかの国を人の住めるように作りあげよ」と言って、イザナギ&イザナミに天沼矛という美しい矛を授けました。ここで既に「人」という概念があるのがチョット可笑しいよね。これに関してもいろいろ解釈があります。
イザナギ&イザナミは天と地の間にかけられた天浮橋の上に立って、矛を海の上に脂のように漂う物の中へ突き下ろしてぐるぐる掻き混ぜました。そのうちあぶらが煮固まるように、「こおろこおろ」と凝ってゆき、矛を引き上げると矛の先を伝って一滴一滴と潮がしたたりおちました。それが積もりかたまって、ついに島となり、この島を「おのごろ島」と呼んだのです。漢字で書くと淤能碁呂島や自凝島。これは自ら凝り固まったって意味かな。(日本書紀では磤馭慮島)
イザナギ&イザナミはこの島に降りたって、日本の国(島)を産み、そのあとたくさんの神を生んだのでした。ちなみにイザナギ&イザナミが産んだ島に北海道や沖縄は入ってないよ ^ω^
おそらく当時(古事記の編纂を始めた天武天皇の頃)、朝廷の勢力が及んでいた地域を 2 柱が「生んだ」ということにしたみたいだね。
※ 大きな島が本州、右の方が九州
イザナギ&イザナミがたくさんの国と神を生んだ「おのごろ島」が淡路島の南の方にある「沼島」だと言われてます。
沼島の民俗調査報告書によると、まず古代海人族が黒潮に乗ってやってくる。このとき彼らにはタブーがあって、直接大陸には上陸しないで、まず拠点とする小島を探すそうな。
彼らは海人族。農耕はしないので平野は求めないけれど、舟が着けられる砂浜は絶対に必要。水があり、彼らの神を祀るにふさわしい山があるのが条件のようで、沼島はその条件に叶う島だったみたいです。
実際に歩いてみたけど、いかにも港町って感じだし、おのころ神社があるのは小高い山の上でした。
海人族は沼島を拠点として、淡路本島、阿波、紀州など活動範囲を広げていったようで、その伝説が古事記の国生みの神話の原型になったと考えられているそうな。大和朝廷はそんな彼らの功績も自分たちの神話にしていったんだねえ(笑)
・・・と、遠い昔の海人族に思いを馳せ、到着したのが沼島!!
ここの滞在時間は1時間50分の予定。
絶対に行きたいのは「おのころ神社」です。もっともっと時間があれば港と反対側にある山の大神社や、イザナギ&イザナミが婚姻をおこなったと言われている上立神岩まで行きたかったけど、断念しました。
ちなみにコチラが上立神岩です。
【あわじウェブドットコムより】
ターミナルからすぐのところにあったのが弁天社です。
水に関係する神様だからね。泉、島、港湾の入口に弁天社が築かれることが多いです。なかなか立派な社だよ。
島に上陸したご挨拶をしました^^
さて、島内散策開始です〜!
***** おまけ *****
活字ばかりで疲れちゃった人へ。カレーの写真です(笑)
最近好きなカレー屋さんでの飲みww
2019-03-17 05:57
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