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東京下町の古墳、プロローグ。 [東京]

9月も暑い日が多かったですねー。
あおくん、洗面台で寛いでますよ。ヒンヤリするんだねえ^^

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相方クンが出張中、いろいろ出掛けようと思ってたの。

私「居ないあいだに大宮に行ってくるね」
相方クン「なんで?」
私「氷川神社に行ってくる〜。スサノオさんにご挨拶よ!」
相方クン「えー、それはオレも行きたい」

相方クンは愛知県(名古屋)出身と言ってるけど、高校1年までは埼玉県民。
この界隈はとても懐かしい場所なんだそうな。久しぶりに訪れたいとのこと。
うーむ、じゃあ氷川神社は別の機会にするかぁ。

私「じゃあ都内の古墳巡りするよ」
相方クン「それは興味ないからどんどん行っておいで」

と言うわけで、都内の古墳を見に行くことにしよう!

こんな本を読んでいたので、いろいろ行ってみたいところがあるんだよ。
でもいきなり東京の西方面に行くのは遠いので、近場から^^

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***
今日の記事はプロローグ。興味ない人はスルーでよろしく!
鬱陶しいウンチクと私の備忘録ですww

じつは最近まで、東京の古墳は府中や国立、多摩川沿いなど
どちらかというと西方面にしかないんだと思っていたのだ。上野公園内にはあるけど、上野は高い場所だからねー。遥か昔、東京の東側は湿地だったり海だったり。そんなところに古墳があると思ってなかったの。
(家康が頑張って江戸の町を作った!ww)

でも千葉ドライブをしたときに古墳のことを調べて、東京の東側にもけっこう古墳があることを知ったのよね。で、この本を読んでさらに行きたくなったのでした(笑)

まずは柴又にある古墳に行こう! と思ったんだけど、この日は京成線で停電トラブルがあり電車に遅延があることを知ったので、柴又は翌日行くことにして、この日はチャリで浅草方面に向かいます。

いつも散策するコースなんだけど、まさかいつも見ている場所が古墳だったとは! というわけで、今回は「古墳かもしれないのね!」ってことを意識して見てこようって思ったのでした。



浅草にある古墳に関しては「古墳の可能性がある」っていうのが正しい言い方みたいです。



ここで登場するのが鳥居龍蔵という人物。
19世紀〜20世紀に生きた人です。東京の古墳研究の先駆者だそうな。

知らない人だなーって思って Wiki を見たら、鳥居さんが師と仰いだのが坪井正五郎って書いてあった。坪井さんは知ってる!
現在の東大の人類学者。
日本石器時代人 = コロポックルっていう説を唱えた人だから(笑)

鳥居龍蔵は坪井正五郎の命を受けて千島列島北部とカムチャツカ半島へフィールドワークに行って、その結果、アイヌ民話に登場する小人・コロポックルは伝説だって実証。結果的に坪井正五郎の説は間違っていたということになってしまったのだ。

そうか、坪井さんの説を覆したのが鳥居龍蔵だったのか。
そんな鳥居さん。
関東大震災で廃墟となった東京の古墳を調べ始めたんだって。建物がなくなったことで、元々の土地の起伏が露呈したから。江戸時代の諸本を集めて調査を開始して、以下の場所が古墳ではないかと述べているそうな。

・浅草 待乳山聖天
・浅草 浅草寺内の弁天堂
・東浅草の駿馬塚
・将門塚
・台東区橋場の妙亀塚
・墨田区本所牛島の業平塚
・墨田区の梅若塚
・葛飾区青砥の御殿山
・葛飾区立石の南蔵院裏

今回は浅草の待乳山聖天と、浅草寺内の弁天堂に行ってみることにするよー。
というわけで、次回に続く^^

あ、次回からは面倒な話はないです。
散策したときの写真メインですww



良い天気。ママチャリで隅田川沿いを走るのでした^^


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