SSブログ

牛嶋神社 [東京]

今日で浅草界隈の散策日記は終了にゃ。

IMG_9581.JPG



浅草寺をあとにして向かったのは墨田区の牛嶋神社。
葛飾北斎が『須佐之男命厄神退治之図』を描いて奉納した神社。参拝するのは初めてなのだ。

北斎の描いた作品は関東大震災で焼失したんだけど、明治43年に刊行された「国華」に掲載されていたモノクロ写真をもとに、最新技術をもちいて推定復元されたものは、すみだ北斎美術館で観ることが出来るよ。

2815.jpeg

この牛嶋神社、ご祭神はもちろん須佐之男命。それから天之穂日命・貞辰親王命だそうな。明治の神仏分離令で「牛嶋神社」と名前が変わったけど、それ以前は「牛御前(うしのごぜん)社」と呼ばれていたんだって。神仏習合の頃は牛頭天王とも関わりがありそうだ。



鎌倉時代には浅草寺に牛のような妖怪が現れて、この神社に飛び込み、牛鬼は神として祀られたという話もあるみたい。牛鬼は牛頭天王(= スサノオ)だったのかな?(笑)

ここの神社の鳥居がすごく変わっているのです。三ツ鳥居なの。



このアングルの方が分かりやすいかな?
明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたものなのだ。別名、三輪鳥居。



三輪って聞くと、奈良の大神神社が浮かんじゃうねww
三輪山の拝殿と禁足地の間にも結界として三ツ鳥居があるとのことなので(しかも重要文化財)、いつか参拝したときに見てみたいなあ〜。

社殿も関東大震災で被害に遭ったので、昭和7年に今の場所に遷座して再建されたみたい。



太くて立派な足の狛犬さんをパチリしていたら……



銀杏の木に沢山の実がなってる!!
うわー! 銀杏拾いしたいww



鳳輦 (ほうれん) が飾られてました。
5 年に一度の例大祭では牛にひかれて町内を巡るみたい。



撫牛も居た!
自分の体の悪い部分を撫で、牛の同じ所を撫でると病気が治ると言われる撫牛。ここの撫牛は心の病も治ると信じられてるんだって。



この撫牛は文政8年頃(1825)に奉納されたもので、それ以前は牛型の自然石だったらしいよ。
そして狛犬ならぬ、狛牛!



狛牛は初めて見た気がするわ^^
ちゃんと阿吽になっているのか見てくるのを忘れたので、今度また参拝するときに観察してきます(笑)



なにせ暑くて暑くて^^;
ペットボトルのお茶も飲み干してしまったので、干からびないうちに帰ろう。
最初は三囲(みめぐり)神社にも足を伸ばそうかと思ったけど無理ww

この牛嶋神社、昭和7年に此処に移転してきたわけなんだけど、もともとあった場所には古墳かもしれないと言われた塚があったそうな。現在は消滅しちゃったみたい。



家に帰ってシャワーを浴びてスッキリ!
こんな感じで浅草界隈の「古墳かもしれない」散策は終了。
翌日は柴又の古墳(こっちは調査で埴輪も出土してる)に行ってきました。その記事はまたそのうち^^


……後日、9月17日、もう一度牛嶋神社に行ってきました。
神輿がたくさん出ていたよ〜。
狛牛は阿吽になってなくて、どちらも口は閉じてましたw


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。