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平泉:毛越寺 [岩手]

観光バスが次に向かったのは、平泉町にある毛越寺です。

此処が入口

慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に
多くの伽藍が造営されました。

こちらが本堂です

本堂には、平安時代作の本尊薬師如来像、そして日光月光菩薩が安置されてました。
もっと薬師如来像の姿をじっくり見たかったのですが、なにせツアー^^;
そういう自由はありませんでしたorz...

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本堂の脇、南大門跡の向こうには広い広い池が広がっています。

本当に美しい池

大泉ヶ池です。
池の向こう側に見えるのが塔山。

昔、この池には二つの橋が架けられていたそうで、現在復元工事が行われています。
橋が架かったら、これまた見事だろうなあ~

色がキレイです

中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれている毛越寺。
奥州藤原氏の滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したんだって。
こんなふうに、礎石だけは分かるところがたくさん。。。

【金堂円隆寺跡】
金堂円隆寺跡

【金堂なみに高い地位にあったと思われる嘉祥寺跡】
嘉祥寺跡

開山堂は昔の趣を感じさせます。
此処には大日如来像、藤原三代の画像を安置しているんだそうな。

開山堂です

広々とした本当に綺麗な浄土庭園。
この浄土庭園は、日本最古の作庭書 『作庭記』 の思想や技法を伝えているんだそうな。
詳しいことはわからないけど、心が洗われるような景色でした。

そしてこの蓮。

ロマンを感じます

中尊寺の金色堂に安置されていた泰衡の首と一緒に納められていた蓮の種子。
その種が平成10年に開花して、そこから増えていった種から育った蓮なんだって。

植物ってすごいね。長い時を経ても、ちゃんと発芽して花を咲かす。

そして、源頼朝の命で殺害された泰衡を手厚く葬った近親者が
蓮の種を一緒に入れて極楽へ行けるよう願ったのか・・・と思うと、感慨深いです。

毛越寺を出て、次に向かったのは平泉文化遺産センター。
途中、車窓から観自在王院跡を見ました。
毛越寺が世界遺産になる前は、抜け道があってそこから院跡を見られたんだって。
でも、世界遺産に登録されて、周りが整備されてしまい、抜け道は閉ざされたんだとさ(笑)

文化遺産センターでございます

文化遺産センターでは、奥州藤原氏の軌跡を映像などで紹介していました。
4代にわたった藤原氏の歴史の流れがコンパクトにまとめられています。

此処のトイレに行った人たちが、面白いモノがあったので見ておいでと言うので
行ってみたら・・・

これが古代のトイレットペーパー

トイレ個室の壁に、昔のトイレットペーパーが飾られていました(笑)
昔の人のお尻・・・大変だっただろうね^^;

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