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伊勢神宮、外宮の別宮巡り。多賀宮、土宮、風宮、月夜見宮。 [三重]

伊勢神宮、外宮の御正宮で豊受とようけ大御神に挨拶をしたあとは別宮を詣でます。
別宮とは、正宮に次ぐ特別なお宮のこと。

立て札

まずは階段を上って多賀宮 (たかのみや) に行きました。
ここは他の別宮と違って鳥居がないの。どうして無いのか、正確なことは分かってないんだそうです。

ナナメからパチリ

多賀宮に祀られているのは豊受大御神の荒御魂 (あらみたま) です。
荒御魂は行動的な神格をあらわしていて、おだやかで平和な神格の和御魂 (にぎみたま) に対比するもの。

お次に向かったのは土宮(つちのみや)です。
ここに祀られているのは、外宮一帯の古くからの土地の守り神、大土御祖神(おおつちのみ おやのかみ)です。

はじめましてー

この土宮の社殿。他の別宮が真南を向いているのに対し、東向きに建てられてます。この理由も分かってなくて、他の別宮に合わせて南向きに建てる議論も出たんだそうな。でも古来の形式を尊重しようということで、今も東向きに建てられてるんだって。

東の方角にはなにがあるのかなあ・・・広域地図がなかったので重要な土地があるのかを調べることが出来ませんでしたが、素直に考えれば東にあるのは海だよね。そして日が昇る方向・・・祀られてるのは土地の守り神。意味深です。

そして、この土宮の奥にひっそりと建つのは、下御井(しものみいの)神社です。

小さいよ

高天原にある井戸(忍穂井) から、種水をもらったと伝えられる井戸。御正宮の西には上御井神社があって、毎朝神様にお供えする水を汲んでるんだそうな。そして万一干ばつがあったときは、ここの下御井神社の水が使われるそうです。
上御井神社は一般の参拝は不可なんだって。

さて。次に向かったのは風宮 (かぜのみや)
ご祭神は風の神、級長津彦命 (しなつひこのミコト) ・級長戸辺命 (しなとべのミコト) です。

IMG_0271.jpg

風雨の順調を司る神様で、農業に関わりが深いです。
鎌倉時代の蒙古襲来で、神風を吹かせて国を守ったのが此処の神様だと伝えられ、本来は末社格だったのが別宮に昇格したんだそうな。

次に向かう別宮の月夜見宮 (つきよみのみや) は、外宮の敷地外にあります。
外宮をいったん出て、道路を挟んだ向かいにある観光案内所が開いたのでレンタサイクル!

頑張るぞぉー

これ以降、内宮や他の神社は自転車でまわることにします(^-^)
さすがに自転車だと早い。あっという間に月夜見宮に到着〜。

やほー

ご祭神はその名の通り、月讀尊 (つくよみのミコト) です。アマテラスさんの弟なんだけど、この神様を祀っているところって本当に少ないのよね。私はこの神様を祀ったところを訪れるのは初めてです。

お父さんであるイザナギが禊をして生んだ子。アマテラスとツクヨミとスサノオ。
これは尊いってことで、それぞれ高天原、夜、海原を統治させたんだけど、古事記にも日本書記にもツクヨミさんは殆ど出てきません。もともとはアマテラスとスサノオの2柱だったのが、編纂時期に既に入ってきていた仏教の影響でツクヨミさんを追加して3柱にしたのでは?という説もあるとか。

男だね!

和御魂と荒御魂が一緒にお祀りされているんだって。

とっても静かなところで、空気も優しい。そして大楠が見事でした。

立派です

月夜見宮の隣奥には外宮摂社の高河原神社 (たかがわら) があって、ここに熱心にお祈りしてる人が居ました。

ちょっと雰囲気が違った

いちおう祭神は月讀尊となっている文献が多いみたいですが、倉稲魂命 (うかのみたまのみこと) だという文献、国生神だと言う文献もあるようです。

長くなったので今回はここまで(^^;

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